コラム
カンテの基礎知識

 
206回 間違えやすいフラメンコ用語:
           アフィショナードとファン

2021年6月12日アップ

なんか違いがわかり難いフラメンコ用語ってありますよね。
レッスンを受け始めたものの、しばらく公演に通ったものの、
なんだかすっきりとしないあなたの為に、
そんな違いがわかり難いフラメンコ用語を解説いたします。
 
今回紹介するのはアフィショナードとファンです。
 
スペインにフラメンコ留学で来ていると言うと、必ず聞かれるのが、
”あなたはプロアーティスト? それとも先生なの?”

という質問です。
 
ここで、日本人留学生の多くが答えるのが、
”No, no, soy aficionado(女性の場合は aficionada).”
(いいえ、アフィショナードです。)
 
こう答えられたスペイン人は目をぱちくり。
"Ohhhhhh. Ere aficionado??? "
(ええ? アフィショナードなの?)
 
答えた日本人留学生本人は、
プロではなくてフラメンコが好きなだけって答えているつもりのようですが、
アフィショナードの意味を間違えちゃっているかもしれませんね。
 
実は、スペインでアフィショナードというのは、
その世界に精通した研究家のことなんです。
 
普通、自分のことをアフィショナードと呼ぶ人はあまりいなくて、
たとえば大学でフラメンコ理論を教えていたとしても、
”大学でフラメンコ理論を教えています。”とは言っても、
自分をアフィショナードとは言わないんですよね。
 
なんせ、その世界に精通しているっていう意味があるので、
人から言われることはあっても、自分では、、、、。
 
カンテの先生が生徒を褒める時なんかはよく
”この子は本当によく勉強する、アフィショナードなんだよ。” 
なんて言うんです。
 
じゃあ、さっきの質問にはどう答えればよかったのかと言うと、
ひとつは、<勉強中です>という答え方。
 
たとえば、"カンテの教室に通っています。"とか、
"バイレのレッスンを受けています。"みたいに答えるといいと思います。
 
でも、もしフラメンコが好きだっていいたいのなら、
一番ふさわしい言葉は、、、、、ファン!!!
ファンはもともと英語ですけど、日本でも普通に使われている言葉ですよね。
 
スペインでも、誰々のファン という言い方も一般的で、
フラメンコが好きな場合も ファンでちゃんと通じます。
 
Soy FAN de flamenco. (ソイ ファン デ フラメンコ)
 
もっと、熱狂的に好きって言いたい場合は、
Soy loco(女性は loca) de flamenco.(ソイ ロコ デ フラメンコ)
なんて言い方もありますね。
 
直訳すると、フラメンコ馬鹿って感じで、恋に夢中でも同じ表現を使います。
Estoy loco de amor. (エストイ ロコ デ アモール)
 
ところで、あなたはどれですか?
アフィショナード、ファン、それとも ロコ?
 
アフィショナードとファンの違い、おわかり頂けましたでしょうか?
 
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なんか違いがわかり難いフラメンコ用語ってありますよね。
レッスンを受け始めたものの、しばらく公演に通ったものの、なんだかすっきりとしないあなたの為に、そんな違いがわかり難いフラメンコ用語を解説いたします。
 


 
今回紹介するのはアフィショナードとファンです。
 


 
スペインにフラメンコ留学で来ていると言うと、必ず聞かれるのが、”あなたはプロアーティスト? それとも先生なの?”という質問です。
 


 
ここで、日本人留学生の多くが答えるのが、
”No, no, soy aficionado(女性の場合は aficionada).”
(いいえ、アフィショナードです。)
 


 
こう答えられたスペイン人は目をぱちくり。
"Ohhhhhh. Ere aficionado??? "
(ええ? アフィショナードなの?)
 


 
答えた日本人留学生本人は、プロではなくてフラメンコが好きなだけって答えているつもりのようですが、アフィショナードの意味を間違えちゃっているかもしれませんね。
 


 
実は、スペインでアフィショナードというのは、その世界に精通した研究家のことなんです。
 


 
普通、自分のことをアフィショナードと呼ぶ人はあまりいなくて、たとえば大学でフラメンコ理論を教えていたとしても、”大学でフラメンコ理論を教えています。”とは言っても、自分をアフィショナードとは言わないんですよね。
 


 
なんせ、その世界に精通しているっていう意味があるので、人から言われることはあっても、自分では、、、、。
 


 
カンテの先生が生徒を褒める時なんかはよく”この子は本当によく勉強する、アフィショナードなんだよ。” なんて言うんです。
 


 
じゃあ、さっきの質問にはどう答えればよかったのかと言うと、ひとつは、<勉強中です>という答え方。
 
たとえば、"カンテの教室に通っています。"とか、"バイレのレッスンを受けています。"みたいに答えるといいと思います。
 


 
でも、もしフラメンコが好きだっていいたいのなら、一番ふさわしい言葉は、、、、、ファン!!!
ファンはもともと英語ですけど、日本でも普通に使われている言葉ですよね。
 


 
スペインでも、誰々のファン という言い方も一般的で、フラメンコが好きな場合も ファンでちゃんと通じます。
 
Soy FAN de flamenco. (ソイ ファン デ フラメンコ)
 


 
もっと、熱狂的に好きって言いたい場合は、
Soy loco(女性は loca) de flamenco.(ソイ ロコ デ フラメンコ)
なんて言い方もありますね。
 


 
直訳すると、フラメンコ馬鹿って感じで、恋に夢中でも同じ表現を使います。
Estoy loco de amor. (エストイ ロコ デ アモール)
 


 
ところで、あなたはどれですか?
アフィショナード、ファン、それとも ロコ?
 
アフィショナードとファンの違い、おわかり頂けましたでしょうか?
 
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