コラム
カンテの基礎知識

 
203回 間違えやすいフラメンコ用語:
                          ピエルナとパタ

2021年5月22日アップ

なんか違いがわかり難いフラメンコ用語ってありますよね。
レッスンを受け始めたものの、しばらく公演に通ったものの、
なんだかすっきりとしないあなたの為に、
そんな違いがわかり難いフラメンコ用語を解説いたします。
 
今回紹介するのはピエルナとパタです。
 
どっちも聞いたことない?
そんなこと言わないで、ちょっとお付き合いくださいね。
 
パタは聞いたことがなくても、パタイータはいかがですか?
ブレリアのちょっとしたステップとかをパタイータって呼んだりしません?
 
あと、スペイングルメが好きな方は 
パタ・ネグラ なら聞いたことがあるかもしれませんね。
 
ピエルナとパタ、この2つの単語の意味はどちらも 脚 なんです。
 
どうして<脚>という意味の言葉が2つのあるのかと言うと、
ピエルナが人間の脚で、パタが動物の脚だから。
 
フラメンコの世界にいるのは人間だけですから、
フラメンコで<脚>という場合は、ピエルナだけでいいはずなのに、
どうしてパタも使われるのか?
 
そのあたりが今回のお話しの中心になります。
 
実は、以前は脚をパタと呼んでいた場面で、
最近はマキナという言葉が使われることが多くなってきました。
 
マキナ、、、、これは、英語で言うマシーン、機械のことです。
 
脚がものすごいスピードで正確にステップを刻む時、
フラメンコ的に言うと、足音が完璧に出ている時、
人間の脚が動いてるって言うよりも、
まるで機械みたいだって思うことはありませんか?
 
ハレオ(掛け声)で、マキナー! ってかかるのも時々みかけたりします。
 
以前はそれを、人間業じゃなくてまるで強靭な動物の脚みたいって
思われたので パタ って表現したんだそう。
 
ただ、普通に考えたら、人間に向かって あなたのパタ っていうのは、
もちろんすごく失礼ですよね。
そうですねー、日本語で言うと、
”あなたの後ろ脚はよく動きますね。” っていう感じでしょうか?
 
でも、”あなたの脚(ピエルナ)は、まるで動物の脚(パタ)のように
すごい速さで動いてましたね。”ならOK!
 
とりあえず相手が人間なら、ピエルナを使った方が無難だと私は思います。
 
あ、そうそう、最初のほうに書いた パタ・ネグラ ですけど、
これ黒毛の豚の脚のことで、パタ・ネグラの生ハム なんて使い方をします。
 
普通の生ハムはピンク色ですけど、黒毛豚なのでお肉も少し赤身が強く、
味もワイルドになるので、スペインではとても人気があるんですよ。
 
日本でも、最近スペインバルなんかでみかける、脚丸ごと1本の生ハムで、
お肉の色がかなり赤いものがあったら、パタ・ネグラだと思います。
 
また、日本にも多く輸入されているスペインのワインにも、
パタ・ネグラと言うブランド名のものがありますね。
 
でも、パタ・ネグラはあくまでも 黒い脚 のことなので、
ワインのことだとは思わないでください。
 
ピエルナとパタの違い、おわかり頂けましたでしょうか?
 
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なんか違いがわかり難いフラメンコ用語ってありますよね。レッスンを受け始めたものの、しばらく公演に通ったものの、なんだかすっきりとしないあなたの為に、そんな違いがわかり難いフラメンコ用語を解説いたします。
 


 
今回紹介するのはピエルナとパタです。
 
どっちも聞いたことない?
そんなこと言わないで、ちょっとお付き合いくださいね。
 


 
パタは聞いたことがなくても、パタイータはいかがですか?
ブレリアのちょっとしたステップとかをパタイータって呼んだりしません?
 
あと、スペイングルメが好きな方は パタ・ネグラ なら聞いたことがあるかもしれませんね。
 


 
ピエルナとパタ、この2つの単語の意味はどちらも 脚 なんです。
 
どうして<脚>という意味の言葉が2つのあるのかと言うと、ピエルナが人間の脚で、パタが動物の脚だから。
 


 
フラメンコの世界にいるのは人間だけですから、フラメンコで<脚>という場合は、ピエルナだけでいいはずなのに、どうしてパタも使われるのか?
 
そのあたりが今回のお話しの中心になります。
 


 
実は、以前は脚をパタと呼んでいた場面で、最近はマキナという言葉が使われることが多くなってきました。
 
マキナ、、、、これは、英語で言うマシーン、機械のことです。
 


 
脚がものすごいスピードで正確にステップを刻む時、フラメンコ的に言うと、足音が完璧に出ている時、人間の脚が動いてるって言うよりも、まるで機械みたいだって思うことはありませんか?
 
ハレオ(掛け声)で、マキナー! ってかかるのも時々みかけたりします。
 


 
以前はそれを、人間業じゃなくてまるで強靭な動物の脚みたいって思われたので パタ って表現したんだそう。
 


 
ただ、普通に考えたら、人間に向かって あなたのパタ っていうのは、もちろんすごく失礼ですよね。
そうですねー、日本語で言うと、”あなたの後ろ脚はよく動きますね。” っていう感じでしょうか?
 


 
でも、”あなたの脚(ピエルナ)は、まるで動物の脚(パタ)のようにすごい速さで動いてましたね。”ならOK!
 
とりあえず相手が人間なら、ピエルナを使った方が無難だと私は思います。
 


 
あ、そうそう、最初のほうに書いた パタ・ネグラ ですけど、これ黒毛の豚の脚のことで、パタ・ネグラの生ハム なんて使い方をします。
 
普通の生ハムはピンク色ですけど、黒毛豚なのでお肉も少し赤身が強く、味もワイルドになるので、スペインではとても人気があるんですよ。
 
日本でも、最近スペインバルなんかでみかける、脚丸ごと1本の生ハムで、お肉の色がかなり赤いものがあったら、パタ・ネグラだと思います。
 


 
また、日本にも多く輸入されているスペインのワインにも、パタ・ネグラと言うブランド名のものがありますね。
 
でも、パタ・ネグラはあくまでも 黒い脚 のことなのでワインのことだとは思わないでください。
 
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