コラム
カンテの基礎知識

 
フラメンコのコツ 
(22)フラメンコを知るためにレッスン以外で出来る事
<バイレ映像で自習しましょう。<タンギージョ・デ・カディス>>

2020年1月26日アップ 

 
各曲種ごとのバイレ映像の見方をご紹介しています。
 
記念すべき10回目の今回は、特に初心者用の演目としてお馴染みの、
タンギージョ・デ・カディスを取り上げます。
 
セビジャーナスはほとんどのお教室で習うと思うのですが、
タンギージョ・デ・カディスは最近はお教室によっては
習わない所もあるようですね。
 
軽快な2拍子のリズムは日本人にもなじみやすく、
比較的高齢者が多いお教室でも取り上げやすい曲だと思います。
 
また、多くのお教室では帽子(ソンブレロ・アンダルー)を使って踊るので、
なにか道具を使って踊るのが好きな日本人に向いているのかもしれません。
 
ちなみにタンギージョというのは、軽いタンゴとか、簡単なタンゴという意味。
タンゴほどシリアスじゃない、親しみやすさをこめたネーミングだと思います。
 
ただ・・・
タンギージョ・デ・カディスも残念ながらフラメンコではないんです。
 
タンギージョ・デ・カディスの歌自体は、
往年のフラメンコの大スターの女性歌手達が好んでリリースし、
大ヒットした歌なので、スペインではとってもポピュラー。
 
多くのスペイン人がそのメロディを口ずさめるほどなんですよ。
 
当時、タンギージョ・デ・カディスを歌っていたのが
フラメンコ歌手だったので、
フラメンコの曲だと勘違いされる方も多いようですが、
実はカディスの民謡をもとにした流行歌なんです。
 
現地で知り合った当時からのファンの方(80代の歌好きなおばあちゃま)に
伺ったところ、一番ヒットしたのは1950~60年だそう。
 
特に、ローラ・フローレが歌ったタンギージョは、
振り付けもかわいらしくて大人気、
当時お嬢さんだった方々は、今でも振り付きで歌えるほどなんですって。
 
私たち世代にとってのピンクレディみたいな感じですね。
 
そしてタンギージョ・デ・カディスのもうひとつの問題があるんです。
それは、実は現地スペインではほとんど踊る習慣がないということ。
 
座ったまま手振り付きで女性歌手が歌うことはあっても、
踊り手が歌に合わせて踊るということはめったにないんだそう。
なので踊りの映像が極端に少ないんです。
 
頑張って検索してみつける事が出来たとしても、
ご自身が踊る振り付けとは似ても似つかないことが多いかもしれません。
 
そこで、私がお勧めするのは、
往年の名フラメンコ歌手の歌うタンギージョ・デ・カディスを
いっぱい見る(聞く)事です。
 
振り付けを習っただけでは感じ取れなかった、カディス独特の粋さや華やかさ、
かわいらしさをいっぱい感じ取れることが出来ると思います。
 
と言う訳で、今回はバイレ映像ではなく、
カンテ映像での自習をお勧めしちゃいます。
(タンギージョ・デ・カディスを検索するときは、
 検索窓に TANGUILLOS DE CADIZ と入力してくださいね。)
 
 
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各曲種ごとのバイレ映像の見方をご紹介しています。
 
記念すべき10回目の今回は、特に初心者用の演目としてお馴染みの、タンギージョ・デ・カディスを取り上げます。
 


 
セビジャーナスはほとんどのお教室で習うと思うのですが、タンギージョ・デ・カディスは最近はお教室によっては習わない所もあるようですね。
 


 
軽快な2拍子のリズムは日本人にもなじみやすく、比較的高齢者が多いお教室でも取り上げやすい曲だと思います。
 


 
また、多くのお教室では帽子(ソンブレロ・アンダルー)を使って踊るので、なにか道具を使って踊るのが好きな日本人に向いているのかもしれません。
 


 
ちなみにタンギージョというのは、軽いタンゴとか、簡単なタンゴという意味。タンゴほどシリアスじゃない、親しみやすさをこめたネーミングだと思います。
 


 
ただ・・・
タンギージョ・デ・カディスも残念ながらフラメンコではないんです。
 


 
タンギージョ・デ・カディスの歌自体は、往年のフラメンコの大スターの女性歌手達が好んでリリースし、大ヒットした歌なので、スペインではとってもポピュラー。
 
多くのスペイン人がそのメロディを口ずさめるほどなんですよ。
 


 
当時、タンギージョ・デ・カディスを歌っていたのがフラメンコ歌手だったので、フラメンコの曲だと勘違いされる方も多いようですが、実はカディスの民謡をもとにした流行歌なんです。
 


 
現地で知り合った当時からのファンの方(80代の歌好きなおばあちゃま)に伺ったところ、一番ヒットしたのは1950~60年だそう。
 


 
特に、ローラ・フローレが歌ったタンギージョは、振り付けもかわいらしくて大人気、当時お嬢さんだった方々は、今でも振り付きで歌えるほどなんですって。
 
私たち世代にとってのピンクレディみたいな感じですね。
 


 
そしてタンギージョ・デ・カディスのもうひとつの問題があるんです。それは、実は現地スペインではほとんど踊る習慣がないということ。
 


 
座ったまま手振り付きで女性歌手が歌うことはあっても、踊り手が歌に合わせて踊るということはめったにないんだそう。なので踊りの映像が極端に少ないんです。
 


 
頑張って検索してみつける事が出来たとしても、ご自身が踊る振り付けとは似ても似つかないことが多いかもしれません。
 


 
そこで、私がお勧めするのは、往年の名フラメンコ歌手の歌うタンギージョ・デ・カディスをいっぱい見る(聞く)事です。
 


 
振り付けを習っただけでは感じ取れなかった、カディス独特の粋さや華やかさ、かわいらしさをいっぱい感じ取れることが出来ると思います。
 


 
と言う訳で、今回はバイレ映像ではなく、カンテ映像での自習をお勧めしちゃいます。
(タンギージョ・デ・カディスを検索するときは、検索窓に TANGUILLOS DE CADIZ と入力してくださいね。)
 
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