コラム
カンテの基礎知識

 
フラメンコの基礎知識 
(26)フラメンコの歌詞に出てくる恋愛・結婚
 <アンダルシア人の不倫?>

2019年3月10日アップ

 
カンテの故郷、アンダルシアの人々の恋愛、結婚事情について
お話ししています。
 
4回目は、苦しい恋といえばでお馴染み、不倫 について。
 
若いうちに、最初の恋人とそのまま結婚することが多い
アンダルシア農村部の人々。

もっと大人になって、色々な人と知り合い、不倫に発展、、、
なんてことはあるんでしょうか?
 
今日も、私の現地のプライベートの友人達、
そしてワイドショー、雑誌などのネタを中心に、
あくまでも私の体感をお話ししていきたいと思います。
 
私が留学当初からずっとお世話になっていた部屋の大家さんは、
私より2歳上と2歳下の独身女性2人組で、2人でドレス工房を営んでいました。
 
以前は工房奥の部屋(2部屋あります)にふたりとも住んでいたのですが、
ご両親が高齢になって実家に住むことになったりして、
工房は仕事のみの場所になり、空いてしまった部屋を私達留学生に
貸してくれていたんです。
 
この工房、当時通っていたフラメンコ芸術学院から徒歩なんと2分弱。
隣の部屋には、校長先生も住んでいた便利極まりない場所。
 
お蔭で少々寝坊しても、体調が思わしくなくても、
毎日学校に通うことが出来たんです。
それに夜中にどんな大声で歌っても大丈夫な作りで、
大家さん達も仲良くしてくれて、ほんと感謝感謝です。
 
そんな工房で働く大家さん達と毎日楽しみにしていたのが、
お昼休みに奥様向けのワイドショーを見ながら、あーたらこーたら話すこと。
年代も近いしみんな当時は独身だったので共通の感覚もあるし、
逆に、お国柄の違い、宗教観道徳観の違いなどもあるので、お互いに興味津々。
 
日本でも以前みのもんたさんの番組で、視聴者の方の家庭の悩みなどを
ゲストが相談に乗るって言うのあったと思うんですけど、
あれと全く同じ手法の番組で、ゲストは小説家とか女優さんとか宗教家とか、
そんなラインナップも日本と全く一緒でした。
 
お悩みも、子供の受験や非行、ご近所関係、旦那さんの失業、親の同居と、
これも日本と全く同じなんですけど・・・
 
あまりにも違ったのが、ゲストたちの意見やその解決方法。
私は何度 えーーーーっ!! と大きな声をあげたことでしょう。
 
優しい大家さん達は、まだあんまりスペイン語がわからない私に、
丁寧に言葉を選びながら、アンダルシアの人達の基本的な考え方を
説明してくれました。
 
もしあの部屋に住んでいなかったら、
私はきっと留学途中で帰って来ちゃったと思います。
まあ、最初の頃は学校でもいろいろあったので・・・
 
そんな中で知ったのは、アンダルシアにも不倫はあるけれど、
日本人のとはちょっと違うということ。
 
それはここ数回お話ししているように、
やっぱりアンダルシアの人々の貞操観念に根ざしているんです。
 
アンダルシアはカトリックであることもあって、
お嫁入り前の女性の貞操にはとても敏感で、
よっぽどの事がない限り、それはきっちりと守られています。
 
ですので、日本のように妻帯者の男性と若い女性の不倫は、
本当に珍しいんです。
 
でも、逆に、夫や子供のある女性と若い独身男性のお付き合いは、
割とよくあるようです。
と同時に、離婚歴のある女性と、若い独身男性のお付き合いも多く、
若い頃にだいぶ年上の女性と付き合った経験のある男性って、
かなりいるみたいなんですよね。
 
私も具体的にそういうカップルを何組か知っているんですけれど、
どちらの場合も、若い男性が若い女性と結婚するまでの期間限定での
割り切った付き合い、なんだそう。
 
法律的には、同性婚も認められ、
お仕事でのお給料や役職の男女平等がかなり進んでいるスペインなのに、
人々の心の中の男女平等は、まだまだ先の事のようです。
 
という訳で、フラメンコの歌詞には、不倫が登場することは本当にまれで、
私もソレアの歌詞でひとつ持っているんですが、
それ以外に不倫を歌うことはありません。
 
え? 
夫がある女性と若い男性の不倫の歌詞はあるんじゃ、とお思いですか?
 
いえいえ、あくまでも割り切った付き合いなので、
そこにはぐしゃぐしゃした感情はないそうで、
歌詞には結びつかないんですって。
 
<って、、、、本当かなあ???
<それでも、思いが強くなったりするのが恋なんじゃないのかなあ???
 
なんて、経験値の少ない私が思ってもしょうがないんですけどね。
 
 
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カンテの故郷、アンダルシアの人々の恋愛、結婚事情についてお話ししています。
 
4回目は、苦しい恋といえばでお馴染み、不倫 について。
 


 
若いうちに、最初の恋人とそのまま結婚することが多いアンダルシア農村部の人々。もっと大人になって、色々な人と知り合い、不倫に発展、、、なんてことはあるんでしょうか?
 


 
今日も、私の現地のプライベートの友人達、そしてワイドショー、雑誌などのネタを中心に、あくまでも私の体感をお話ししていきたいと思います。
 


 
私が留学当初からずっとお世話になっていた部屋の大家さんは、私より2歳上と、2歳下の独身女性2人組で、2人でドレス工房を営んでいました。以前は工房奥の部屋(2部屋あります)にふたりとも住んでいたのですが、ご両親が高齢になって実家に住むことになったりして、工房は仕事のみの場所になり、空いてしまった部屋を私達留学生に貸してくれていたんです。
 


 
この工房、当時通っていたフラメンコ芸術学院から徒歩なんと2分弱。隣の部屋には、校長先生も住んでいた便利極まりない場所。お蔭で少々寝坊しても、体調が思わしくなくても、毎日通うことが出来たんです。
 


 
それに夜中にどんな大声で歌っても大丈夫な作りで、大家さん達も仲良くしてくれて、ほんと感謝感謝です。
 


 
そんな工房で働く大家さん達と毎日楽しみにしていたのが、お昼休みに奥様向けのワイドショーを見ながら、あーたらこーたら話すこと。年代も近いしみんな当時は独身だったので共通の感覚もあるし、逆に、お国柄の違い、宗教観道徳観の違いなどもあるので、お互いに興味津々。
 


 
日本でも以前みのもんたさんの番組で、視聴者の方の家庭の悩みなどをゲストが相談に乗るって言うのあったと思うんですけど、あれと全く同じ手法の番組で、ゲストは小説家とか女優さんとか宗教家とか、そんなラインナップも日本と全く一緒でした。
 


 
お悩みも、子供の受験や非行、ご近所関係、旦那さんの失業、親の同居と、これも日本と全く同じなんですけど・・・
 


 
あまりにも違ったのが、ゲストたちの意見やその解決方法。
 
私は何度 えーーーーっ!! と大きな声をあげたことでしょう。
 


 
優しい大家さん達は、まだあんまりスペイン語がわからない私に、丁寧に言葉を選びながら、アンダルシアの人達の基本的な考え方を説明してくれました。
 


 
もしあの部屋に住んでいなかったら、私は留学途中で帰って来ちゃったと思います。
まあ、最初の頃は学校でもいろいろあったので・・・
 


 
そんな中で知ったのは、アンダルシアにも不倫はあるけれど、日本人のとはちょっと違うということ。
それはここ数回お話ししているように、やっぱりアンダルシアの人々の貞操観念に根ざしているんです。
 


 
アンダルシアはカトリックであることもあって、お嫁入り前の女性の貞操にはとても敏感で、よっぽどの事がない限り、それはきっちりと守られています。ですので、日本のように妻帯者の男性と若い女性の不倫は、本当に珍しいんです。
 


 
でも、逆に、夫や子供のある女性と若い独身男性のお付き合いは、割とよくあるようです。と同時に、離婚歴のある女性と、若い独身男性のお付き合いも多く、若い頃にだいぶ年上の女性と付き合った経験のある男性って、かなりいるみたいなんですよね。
 


 
私も具体的にそういうカップルを何組か知っているんですけれど、どちらの場合も、若い男性が若い女性と結婚するまでの期間限定での割り切った付き合い、なんだそう。
 


 
法律的には、同性婚も認められ、お仕事でのお給料や役職の男女平等がかなり進んでいるスペインなのに、人々の心の中の男女平等は、まだまだ先の事のようです。
 


 
という訳で、フラメンコの歌詞には、不倫が登場することは本当にまれで、私もソレアの歌詞でひとつ持っているんですが、それ以外に不倫を歌うことはありません。
 


 
え? 
夫がある女性と若い男性の不倫の歌詞はあるんじゃ、とお思いですか?
 
いえいえ、あくまでも割り切った付き合いなので、そこにはぐしゃぐしゃした感情はないそうで、歌詞には結びつかないんですって。
 


 
<って、、、、本当かなあ???

 
<それでも、思いが強くなったりするのが恋なんじゃないのかなあ???
 
なんて、経験値の少ない私が思ってもしょうがないんですけどね。
 
 
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