コラム
カンテの基礎知識
簡単ボイトレ (19)息はほどほどに吸いましょう。
1人でできる簡単ボイトレの19回目です。
今回は、今すぐにできるけど効果が高い息の吸い方をご紹介したいと思います。
歌を歌うのに必要なものは、もちろん息ですよね。
みなさんも声を出す前には、
しっかり息を吸い込んで準備をすることと思いますが・・・
この息を吸うタイミングと量に、ちょっとしたコツがあるってご存知ですか?
前回のコラムでは、息を吸うタイミングをご紹介しました。
今回はもうひとつのすぐ出来るコツ、息を吸う量についてお話ししましょう。
カラオケなどで、もうすぐ歌い出しだと思って息を吸う時、
みなさんはどのくらいの量の空気を吸うでしょうか?
<そんなのめいっぱいに決まってる!!!
<あらー、、、
<じゃあもしかすると、息がフレーズの最後まで続かなくて、
<お悩みじゃあないですか???
<だから、少しでも息を長く続けようと、めいっぱいーーーー!!!
<はい、では今日のお話し、騙されたと思って実行してみてください。
<息は腹八分目、ならぬ 胸八分目までしか吸っちゃだめなんです。
うそー! と思ったそこのあなた、試しに息をめいっぱい吸ってみてください。
今、吸った息を口や鼻から出さないようにしてください、
と言われたらどうでしょう?
かなり頑張って口を閉じて、ほっぺもふくらませて、
必死で息をこらえる感じになるのではないでしょうか?
では、そのぱんぱんの状態からなにか声を出してみてください。
声を出す瞬間に、息がぼふっと口から出るのがわかるのではないでしょうか?
その最初にぼわっと出ちゃう息の量って、一体どのくらいだと思いますか?
実は、その一瞬でせっかく吸った息のおそよ半分近くが出てしまうと
言われています。
では逆に八分目、つまり80%くらいしか吸わない場合はどうでしょう?
80%程度なら、息は必死でこらえていなくても楽に肺の中に
納まっていると思います。
その納まった空気なら、実際に口から出した時ほぼ無駄にすることなく
声に変えることができるんです。
つまり目いっぱい吸った時は、
最大量の50%分しかしか声にすることが出来ないのに、
80%しか吸わなかった場合は、80%全て声にすることが出来るということ。
どちらの方法で息を吸った方がいいかは、言うまでもないですね。
ちなみに、かなり訓練をすれば息をめいっぱい吸っても、
そのほとんどを声にすることは可能になります。
そこまで極めたい方は、ぜひ専門の呼吸のトレーニングをやってください。
プロの歌手がめいっぱい息を吸っているのは、
そんなトレーニングを経てなんですよね
これからトレーニングを始める方も、
トレーニングの成果が出るまでは息は80%だけ吸って下さいね。
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今回は、今すぐにできるけど効果が高い息の吸い方をご紹介したいと思います。
歌を歌うのに必要なものは、もちろん息ですよね。
みなさんも声を出す前には、しっかり息を吸い込んで準備をすることと思いますが・・・
この息を吸うタイミングと量に、ちょっとしたコツがあるってご存知ですか?
前回のコラムでは、息を吸うタイミングをご紹介しました。
今回はもうひとつのすぐ出来るコツ、息を吸う量についてお話ししましょう。
カラオケなどで、もうすぐ歌い出しだと思って息を吸う時、みなさんはどのくらいの量の空気を吸うでしょうか?
<そんなのめいっぱいに決まってる!!!
<あらー、、じゃあもしかすると、息がフレーズの最後まで続かなくて、お悩みじゃあないですか???
<だから、少しでも息を長く続けようと、めいっぱいーーーー!!!
<はい、では今日のお話し、騙されたと思って実行してみてください。息は腹八分目、ならぬ 胸八分目までしか吸っちゃだめなんです。
うそー! と思ったそこのあなた、試しに息をめいっぱい吸ってみてください。今、吸った息を口や鼻から出さないようにしてください、と言われたらどうでしょう?
かなり頑張って口を閉じて、ほっぺもふくらませて、必死で息をこらえる感じになるのではないでしょうか?
では、そのぱんぱんの状態からなにか声を出してみてください。声を出す瞬間に、息がぼふっと口から出るのがわかるのではないでしょうか?
その最初にぼわっと出ちゃう息の量って、一体どのくらいだと思いますか?
実は、その一瞬でせっかく吸った息のおそよ半分近くが出てしまうと言われています。
では逆に八分目、つまり80%くらいしか吸わない場合はどうでしょう?
80%程度なら、息は必死でこらえていなくても楽に肺の中に納まっていると思います。
その納まった空気なら、実際に口から出した時ほぼ無駄にすることなく声に変えることができるんです。
つまり目いっぱい吸った時は、最大量の50%分しかしか声にすることが出来ないのに、80%しか吸わなかった場合は、80%全て声にすることが出来るということ。
どちらの方法で息を吸った方がいいかは、言うまでもないですね。
ちなみに、かなり訓練をすれば息をめいっぱい吸っても、そのほとんどを声にすることは可能になります。
そこまで極めたい方は、ぜひ専門の呼吸のトレーニングをやってください。
プロの歌手がめいっぱい息を吸っているのは、そんなトレーニングを経てなんですよね
これからトレーニングを始める方も、トレーニングの成果が出るまでは息は80%だけ吸って下さいね。
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