コラム
カンテの基礎知識

 
228回 間違えやすいフラメンコ用語:
               フラメンコとセビジャーナス

2021年12月4日アップ

なんか違いがわかり難いフラメンコ用語ってありますよね。
レッスンを受け始めたものの、しばらく公演に通ったものの、
なんだかすっきりとしないあなたの為に、
そんな違いがわかり難いフラメンコ用語を解説いたします。
 
今回紹介するのはフラメンコとセビジャーナスです。
 
以前、日本ではセビジャーナスこそがフラメンコの代表曲と言われていました。
さすがに今、セビジャーナスをフラメンコだと思っている方は
いないと思いますが、どこが違うのかを正確にご存知でしょうか?
 
今日はセビジャーナスがどうしてフラメンコじゃないのか、
そのあたりを中心にご説明したいと思います。
 
フラメンコのカンテ、
ソレアとかアレグリアスとかはご存じの方も多いと思います。
 
でもどうしてそれらの歌がフラメンコなのでしょうか?
 
実は、フラメンコかどうかは雰囲気とかリズムとかで決まっているのではなく、
フラメンコとして認められているメロディがフラメンコなんです。
 
なので、聞いたことがないスペイン語の歌があったとき、
それがフラメンコかどうかを耳で判断するのは、最初から無理なお話し。
 
フラメンコとして決められたメロディの歌だけがフラメンコなので、
知らないメロディが、フラメンコかどうかわかることはありえませんから。
 
ちなみにフラメンコのメロディが選ばれたのは、1920年代までのことなので、
それ以降に作曲された歌は、どんなにフラメンコらしい雰囲気を持っていても、
自動的にフラメンコではないことになります。
 
ちなみに、フラメンコのカンテが選ばれたとき、
セビジャーナスはフラメンコに選ばれることはありませんでした。
 
なお、現在セビジャーナスと呼ばれる歌は、少なく見積もっても、
1000曲位あるのですが、そのほとんどがここ数十年の間に作曲されました。
 
セビジャーナスかどうかを判断するにはその曲の形式長さを見ればわかります。
 
メロディが悲しくても明るくても、スピードが速くても遅くても、
セビジャーナスの形式、長さを守って作られた曲は
全部セビジャーナスなんです。
 
日本でフラメンコの踊りの教室で、
初心者クラスで習うことが多いセビジャーナスの踊りは、
その形式、長さにのっとっているので、
どのセビジャーナスの歌でも踊ることが出来るんですよ。
 
もちろんセビジャーナスは本国スペインではフラメンコとして
扱われることはないので、フラメンコの踊りの教室で教えることはありません。
 
でも、スペインらしい踊り方の基礎が色々と入っているので、
外国人のフラメンコの踊りの初心者が学ぶには、すごく向いていると思います。
 
フラメンコとセビジャーナスの違い、おわかり頂けましたでしたでしょうか?
 
<最新のコラムはメルマガでもお読み頂けます。
<ご希望の方はメルマガ登録フォームからご登録ください。

なんか違いがわかり難いフラメンコ用語ってありますよね。
レッスンを受け始めたものの、しばらく公演に通ったものの、なんだかすっきりとしないあなたの為に、そんな違いがわかり難いフラメンコ用語を解説いたします。
 


 
今回紹介するのはフラメンコとセビジャーナスです。
 
以前、日本ではセビジャーナスこそがフラメンコの代表曲と言われていました。
さすがに今、セビジャーナスをフラメンコだと思っている方はいないと思いますが、どこが違うのかを正確にご存知でしょうか?
 


 
今日はセビジャーナスがどうしてフラメンコじゃないのか、そのあたりを中心にご説明したいと思います。
 


 
フラメンコのカンテ、ソレアとかアレグリアスとかはご存じの方も多いと思います。
 
でもどうしてそれらの歌がフラメンコなのでしょうか?
 


 
実は、フラメンコかどうかは雰囲気とかリズムとかで決まっているのではなく、フラメンコとして認められているメロディがフラメンコなんです。
 


 
なので、聞いたことがないスペイン語の歌があったとき、それがフラメンコかどうかを耳で判断するのは、最初から無理なお話し。
 
フラメンコとして決められたメロディの歌だけがフラメンコなので、知らないメロディが、フラメンコかどうかわかることはありえませんから。
 


 
ちなみにフラメンコのメロディが選ばれたのは、1920年代までのことなので、それ以降に作曲された歌は、どんなにフラメンコらしい雰囲気を持っていても、自動的にフラメンコではないことになります。
 


 
ちなみに、フラメンコのカンテが選ばれたとき、セビジャーナスはフラメンコに選ばれることはありませんでした。
 
なお、現在セビジャーナスと呼ばれる歌は、少なく見積もっても、1000曲位あるのですが、そのほとんどがここ数十年の間に作曲されました。
 


 
セビジャーナスかどうかを判断するにはその曲の形式長さを見ればわかります。
 
メロディが悲しくても明るくても、スピードが速くても遅くても、セビジャーナスの形式、長さを守って作られた曲は全部セビジャーナスなんです。
 


 
日本でフラメンコの踊りの教室で、初心者クラスで習うことが多いセビジャーナスの踊りは、その形式、長さにのっとっているので、どのセビジャーナスの歌でも踊ることが出来るんですよ。
 


 
もちろんセビジャーナスは本国スペインではフラメンコとして扱われることはないので、フラメンコの踊りの教室で教えることはありません。
 
でも、スペインらしい踊り方の基礎が色々と入っているので、外国人のフラメンコの踊りの初心者が学ぶには、すごく向いていると思います。
 


 
フラメンコとセビジャーナスの違い、おわかり頂けましたでしたでしょうか?
 
<最新のコラムはメルマガでもお読み頂けます。
<ご希望の方はメルマガ登録フォームからご登録ください。

カンテデンランヒータ
カンテデナランヒータ
 
カンテデナランヒータ
 
カンテデナランヒータ
 
カンテデナランヒータ