なんか違いがわかり難いフラメンコ用語ってありますよね。
レッスンを受け始めたものの、しばらく公演に通ったものの、なんだかすっきりとしないあなたの為に、そんな違いがわかり難いフラメンコ用語を解説いたします。
 

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今回紹介するのはエスぺクタクロとコンシエルトです。
 
この2つ、日本ではあまり聞かないかもしれませんね。でも、どっちもフラメンコなどの＜公演＞を表す言葉なんですよ。
 

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スペインでのフラメンコ公演をネットで探すとき、このどちらかのキーワードを入れると簡単に目的の公演が探し出せます。
 

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ではまずはそれぞれの言葉の意味なんですけど、
エスぺクタクロは、辞書で引くと　見世物　なんて書いてあります。
まあ、簡単に言うと　ショー　っていう感じでしょうか？
日本語の公演とか興業とかに近いかもしれませんね。
 

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次に、コンシエルトは？
はい、ご想像のとおりコンサートという意味です。
 

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フラメンコのバイレの公演をみたいのだから、検索するのは、エスぺクタクロの一択でしょ？
 

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そう思ったあなたはちょっと残念。
実はバイレの公演でも、コンシエルトと呼ぶのがあるんですよね。
 

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ではどう違うのかと言うと・・・
 
エスぺクタクロは、舞踊団公演のように大勢の踊り手さんが出てくる、比較的大がかりな公演をさします。
 

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前もってきっちり振り付けが決まっている群舞があったり、全体としてストーリーがあって、芝居仕立てになっている公演などが、このエスぺクタクロにあたるんです。
 

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では、コンシエルトと呼ぶ公演はどういうものかというと、、、
 
たとえば踊り手がひとりだけ出演する公演で、前もってなにもかもがきちきち決まっているというより、あくまでもミュージシャンと一緒にその場で作っていくフラメンコを見せる、そういう場合はコンシエルトと呼ぶことが多いようです。
 

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つまり踊り手も、靴音などの音を出すミュージシャンのひとりと考え、音楽としてのフラメンコを楽しんでほしい、そんな演者の気持ちが表れているんです。
 

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ちなみに、コンシエルトと銘打った場合は、ネット上の公演一覧などでも、音楽のジャンルに分類されるので、踊りの公演を探す場合も、音楽ジャンルもチェックするのを忘れないでくださいね。
 
エスぺクタクロとコンシエルトの違い、おわかり頂けましたでしたでしょうか？
 
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