コラム
カンテの基礎知識
218回 間違えやすいフラメンコ用語:
マチョとカンビオ
なんか違いがわかり難いフラメンコ用語ってありますよね。
レッスンを受け始めたものの、しばらく公演に通ったものの、
なんだかすっきりとしないあなたの為に、
そんな違いがわかり難いフラメンコ用語を解説いたします。
今回紹介するのはマチョとカンビオです。
フラメンコの踊りを習っていらっしゃるなら、
中級くらいで出てくるのが、しっとり系のカーニャやシギリージャ。
どちらも、大人な雰囲気で踊り応えのある人気の演目だと思います。
この2つの踊りの後半で出てくるリズミカルな部分、
ソレアならブレリアなんですが、カーニャとシギリージャなら、
その部分をマチョと呼ぶことが多いと思います。
ところで、このマチョという言葉の意味はご存知でしょうか?
マチョというより、マッチョというとわかりやすいかもしれませんね。
マッチョ、つまり、筋肉ムキムキ?
ではなくて雄とか男性性みたいな意味なんですよ。
カーニャやシギリージャの抒情的な部分が終って、
雄々しく激しい部分だから、その名がついたと言われています。
でも、このマチョって言い方、実はバイレにしか通用しないって知ってますか?
カンテで考えた場合、カーニャもシギリージャも、
最後の方に出てくるこのリズムが強い激しい部分は、カンビオと言います。
カンビオは直訳すると<取りかえたり変更したりすること>。
たとえば、お金を外貨に両替することもカンビオって呼びます。
カンテのカンビオは、それまでの雰囲気を変える部分だから
こう呼ばれているんですね。
ちなみに、カンビオはシギリージャの仲間のセラーナ・リビアーナの
最後にも付けられますが、カーニャの仲間のポロの場合は、
ソレア・アポラをつけるので、カンビオはありません。
バイレのリハーサルなどで、カンテさんにマチョの部分を指定するときは、
カンビオからお願いします!って言ってみてくださいね。
マチョとカンビオの違い、おわかり頂けましたでしたでしょうか?
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今回紹介するのはマチョとカンビオです。
フラメンコの踊りを習っていらっしゃるなら、中級くらいで出てくるのが、しっとり系のカーニャやシギリージャ。どちらも、大人な雰囲気で踊り応えのある人気の演目だと思います。
この2つの踊りの後半で出てくるリズミカルな部分、ソレアならブレリアなんですが、カーニャとシギリージャなら、その部分をマチョと呼ぶことが多いと思います。
ところで、このマチョという言葉の意味はご存知でしょうか?
マチョというより、マッチョというとわかりやすいかもしれませんね。
マッチョ、つまり、筋肉ムキムキ?
ではなくて雄とか男性性みたいな意味なんですよ。
カーニャやシギリージャの抒情的な部分が終って、雄々しく激しい部分だから、その名がついたと言われています。
でも、このマチョって言い方、実はバイレにしか通用しないって知ってますか?
カンテで考えた場合、カーニャもシギリージャも、最後の方に出てくるこのリズムが強い激しい部分は、カンビオと言います。
カンビオは直訳すると<取りかえたり変更したりすること>。
たとえば、お金を外貨に両替することもカンビオって呼びます。
カンテのカンビオは、それまでの雰囲気を変える部分だからこう呼ばれているんですね。
ちなみに、カンビオはシギリージャの仲間のセラーナ・リビアーナの最後にも付けられますが、カーニャの仲間のポロの場合は、ソレア・アポラをつけるので、カンビオはありません。
バイレのリハーサルなどで、カンテさんにマチョの部分を指定するときは、カンビオからお願いします!って言ってみてくださいね。
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