コラム
カンテの基礎知識

 
197回 各パロ(曲種)ごとの表現(35)ハベラ

2022年4月10日アップ

パロ(曲種)ごとの表現、今回はハベラです。
 
ハベラは、前回のハベゴテ、前々回のロンデーニャに引き続きマラガ地方の
ファンダンゴをルーツにしているファンダンゴ・アバンドラオの1つです。
 
ハベラは、ハバ、つまり日本語で言うとエンドウ豆からついた名前で、
エンドウ豆売りの女性をさしています。
 
実は、最初にこの歌を歌った歌手が、ハベラという名前だったので
ついたとも言われています。
 
このハベラは、ファンダンゴ・アバンドラオの他のカンテと同じように、
音程が上下に激しく動く、美しいメロディを持っています。
 
ハベラの最初の部分は、カーニャのサリーダとしても使われており、
同じファンダンゴ系の歌をルーツにしている同士、
古くから関係があったようです。
 
ハベラやカーニャに留まらず、フラメンコには各地のファンダンゴを
ルーツとしているものが多く、たとえばソレアやセラーナ、リビアーナも
ファンダンゴをもとにしていると言われています。
 
ソレア、セラーナのように現在ではソレアやシギリージャのリズムを
持っているカンテも、ファンダンゴにルーツを持っているものは、
もともとファンダンゴのリズムで歌われていました。
 
それが19世紀から20世紀頭頃、フラメンコになる時
(Aflamencado フラメンコ化)に
それぞれのリズムに変化したと言われています。
 
ハベラの場合、フラメンコになる時にさまざまなアレンジが加えられ、
もともとのファンダンゴより、華やかでダイナミックなメロディへの
変化も加えられました。
 
リズムももともとのファンダンゴのリズムから、
ファンダンゴ・アバンドラオへと変化し、よりリズミカルになりました。
 
もともとのファンダンゴとフラメンコになったハベラの違い、
興味をもった方は、ぜひ聞き比べをしてみてくださいね。
 
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パロ(曲種)ごとの表現、今回はハベラです。
 
ハベラは、前回のハベゴテ、前々回のロンデーニャに引き続きマラガ地方のファンダンゴをルーツにしているファンダンゴ・アバンドラオの1つです。
 


 
ハベラは、ハバ、つまり日本語で言うとエンドウ豆からついた名前で、エンドウ豆売りの女性をさしています。
 
実は、最初にこの歌を歌った歌手が、ハベラという名前だったのでついたとも言われています。
 


 
このハベラは、ファンダンゴ・アバンドラオの他のカンテと同じように、音程が上下に激しく動く、美しいメロディを持っています。
 
ハベラの最初の部分は、カーニャのサリーダとしても使われており、同じファンダンゴ系の歌をルーツにしている同士、古くから関係があったようです。
 


 
ハベラやカーニャに留まらず、フラメンコには各地のファンダンゴをルーツとしているものが多く、たとえばソレアやセラーナ、リビアーナもファンダンゴをもとにしていると言われています。
 


 
ソレア、セラーナのように現在ではソレアやシギリージャのリズムを持っているカンテも、ファンダンゴにルーツを持っているものは、もともとファンダンゴのリズムで歌われていました。
 
それが19世紀から20世紀頭頃、フラメンコになる時(Aflamencado フラメンコ化)にそれぞれのリズムに変化したと言われています。
 


 
ハベラの場合、フラメンコになる時にさまざまなアレンジが加えられ、もともとのファンダンゴより、華やかでダイナミックなメロディへの変化も加えられました。
 
リズムももともとのファンダンゴのリズムから、ファンダンゴ・アバンドラオへと変化し、よりリズミカルになりました。
 


 
もともとのファンダンゴとフラメンコになったハベラの違い、
興味をもった方は、ぜひ聞き比べをしてみてくださいね。
 
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