コラム
カンテの基礎知識

 
192回 各パロ(曲種)ごとの表現(30)ミラブラ

2022年2月27日アップ

パロ(曲種)ごとの表現、今回はミラブラです。
 
ミラブラは、日本ではアレグリアスの踊りバックのカンテの一部として
使われたりすることが多いんですが、最近では、ミラブラという名前で
踊りの演目が組まれることもあるようです。
 
というのも、スペインでは2000年以降忘れられたカンテを
復活させようという動きが盛んで、
このミラブラも1970年代以降あまり歌われなくなってしまっていたのですが、
最近になって少しずつ復活の兆しが見えるようになりました。
 
その流れで、スペインでは踊りバックでもミラブラを使うことが増え、
それが日本にも流れて来たようですね。
 
ミラブラは、アレグリアスのグループの中でも、
特にリズミカルなカンテとして知られていて、
踊りバックのカンテとして用いた場合も、
軽やかで楽しい演目になると思います。
 
では、ミラブラと言うカンテの説明から始めましょう。
 
ミラブラは、カディスにルーツを持つアレグリアスの仲間の中でも、
比較的古いカンテです。
 
ミラブラという言葉の意味には、諸説あるのですが、
ミラブラの歌い方そのもを表す、又はミラブラと言う農作歌から来ているから
などとあまりはっきりしないようです。
 
どちらにしても、カディス地方で農作業をする時に歌われていた
民謡をもとにして、カラコレスのようにアントニオ・チャコンが
構成し編曲したカンテだと言われています。
 
また、歌詞が他のアレグリアスの仲間とは長さが違うので、
ミラブラ独自の歌詞で歌われることも特徴のひとつです。
 
では、実際にどう表現するといいのかというと、、、
 
まずバイレですが、都会的な雰囲気のアレグリアスとは真逆に、
どちらかというと素朴な雰囲気で踊るといいでしょう。
 
リズムはあくまでも軽快なまま、農村で楽しく踊る村娘を
イメージしてみてください。
 
歌う場合は、独特の歌詞の長さもあって、
リズムの取り方が少し特殊になりますので、その部分に気を付けながら、
その特殊性を楽しむように歌うと、ミラブラの良さが出るでしょう。
 
どちらにしてもアントニオ・チャコン関連のカンテなので、
他のチャコンのカンテと同じように、独特の節回しや構成を十分に学び、
表現するようにしましょう。
 
もちろんバイレと同じように、素朴な農村の雰囲気をだすこともお忘れなく。
 
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パロ(曲種)ごとの表現、今回はミラブラです。
 


 
ミラブラは、日本ではアレグリアスの踊りバックのカンテの一部として使われたりすることが多いんですが、最近では、ミラブラという名前で踊りの演目が組まれることもあるようです。
 


 
というのも、スペインでは2000年以降忘れられたカンテを復活させようという動きが盛んで、このミラブラも1970年代以降あまり歌われなくなってしまっていたのですが、最近になって少しずつ復活の兆しが見えるようになりました。
 


 
その流れで、スペインでは踊りバックでもミラブラを使うことが増え、それが日本にも流れて来たようですね。
 


 
ミラブラは、アレグリアスのグループの中でも、特にリズミカルなカンテとして知られていて、踊りバックのカンテとして用いた場合も、軽やかで楽しい演目になると思います。
 


 
では、ミラブラと言うカンテの説明から始めましょう。
 
ミラブラは、カディスにルーツを持つアレグリアスの仲間の中でも、比較的古いカンテです。
 


 
ミラブラという言葉の意味には、諸説あるのですが、ミラブラの歌い方そのもを表す、又はミラブラと言う農作歌から来ているからなどとあまりはっきりしないようです。
 


 
どちらにしても、カディス地方で農作業をする時に歌われていた民謡をもとにして、カラコレスのようにアントニオ・チャコンが構成し編曲したカンテだと言われています。
 


 
また、歌詞が他のアレグリアスの仲間とは長さが違うので、ミラブラ独自の歌詞で歌われることも特徴のひとつです。
 


 
では、実際にどう表現するといいのかというと、、、
 
まずバイレですが、都会的な雰囲気のアレグリアスとは真逆に、どちらかというと素朴な雰囲気で踊るといいでしょう。
 
リズムはあくまでも軽快なまま、農村で楽しく踊る村娘をイメージしてみてください。
 


 
歌う場合は、独特の歌詞の長さもあって、リズムの取り方が少し特殊になりますので、その部分に気を付けながら、その特殊性を楽しむように歌うと、ミラブラの良さが出るでしょう。
 


 
どちらにしてもアントニオ・チャコン関連のカンテなので、他のチャコンのカンテと同じように、独特の節回しや構成を十分に学び、表現するようにしましょう。
 
もちろんバイレと同じように、素朴な農村の雰囲気をだすこともお忘れなく。
 
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