コラム
カンテの基礎知識
178回 カンテを学ぶということー40
カンテを実際に学ぶお勧めの順番をご紹介しております。
シギリージャ、カーニャと進んできたところなんですが、
次はなんにいたしましょう?
ソレア系を続けるのなら、やっぱりソレア・デ・カディスでしょうか。
日本で有名なソレアと言ったら、ソレア・デ・アルカラなんですが、
アルカラはかなりスピードが遅くて、初級者のうちは間が持たないので、
まずはソレアの中で一番スピードが速くリズムもはっきりしている、
ソレア・デ・カディスがいいと思います。
ちなみにスペインのカンテ教室でもソレアで最初に学ぶのはカディスです。
ソレア・デ・アルカラは、現在スペインではほとんど歌われていないので、
カンテ教室で教えることも少ないのではないと思います。
また、ソレア・デ・カディスはリズムがわかりやすいこともあって、
スペインではソレアの踊りバックといえば、
このソレア・デ・カディスを歌うのが一般的。
踊りバックで歌いたい方も、まずはソレア・デ・カディスがいいですね。
ちなみに、ソレア・デ・カディスには代表的なメロディだけでも
5つはありますので、少なくてもその5つくらいは学んでおいた方が
いいと思います。
というのも、ソレアをカンテソロで歌う場合は、
少なくても5つくらいはメロディが必要ですし、
踊りバックの場合も、その5つの中から踊りにぴったり合うメロディを
選ぶといいと思います。
(スペイン人が考えた振り付けの場合、その代表的な5つのメロディの、
どれかに合わせた振り付けになっているはずですので。)
では、最後にソレアのカンテを学ぶポイント少し。
ソレアもアレグリアスもそうなんですけど、
リズムの頭にアクセントはありません。
音楽の世界では弱起と呼ばれるリズム、
つまり各フレーズがアクセントがない弱い音からはじまるんです。
この弱起と言うのが日本人にはなかなかとりずらく、
日本語自体が強起、つまり言葉の最初にアクセントがつきやすい言語なので、
どうしても言葉自体が弱起であるスペイン語でソレアを歌う時にも、
頭にアクセントをつけてリズムを取りながら歌ってしまうんですよね。
日本人が歌うとなんだかリズムが変!
って言われる原因はそのあたりにあると思います。
予防方法は、ただひとつ。
歌詞を正しいアクセントで何度も何度も音読して、
スペイン語らしいアクセントとリズムをしっかり体得することです。
カンテがある程度上達してからも、日本人カンテ練習生にとってだけではなく、
カンテのプロにとっても、歌詞の音読の練習はとっても大事なんです。
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日本で有名なソレアと言ったら、ソレア・デ・アルカラなんですが、アルカラはかなりスピードが遅くて、初級者のうちは間が持たないので、まずはソレアの中で一番スピードが速くリズムもはっきりしている、ソレア・デ・カディスがいいと思います。
ちなみにスペインのカンテ教室でもソレアで最初に学ぶのはカディスです。
ソレア・デ・アルカラは、現在スペインではほとんど歌われていないので、カンテ教室で教えることも少ないのではないと思います。
また、ソレア・デ・カディスはリズムがわかりやすいこともあって、スペインではソレアの踊りバックといえば、このソレア・デ・カディスを歌うのが一般的。
踊りバックで歌いたい方も、まずはソレア・デ・カディスがいいですね。
ちなみに、ソレア・デ・カディスには代表的なメロディだけ5つはありますので、少なくてもその5つくらいは学んでおいた方がいいと思います。
というのも、ソレアをカンテソロで歌う場合は、少なくても5つくらいはメロディが必要ですし、踊りバックの場合も、その5つの中から踊りにぴったり合うメロディを選ぶといいと思います。
(スペイン人が考えた振り付けの場合、その代表的な5つのメロディの、どれかに合わせた振り付けになっているはずですので。)
では、最後にソレアのカンテを学ぶポイント少し。
ソレアもアレグリアスもそうなんですけど、リズムの頭にアクセントはありません。
音楽の世界では弱起と呼ばれるリズム、つまり各フレーズがアクセントがない弱い音からはじまるんです。
この弱起と言うのが日本人にはなかなかとりずらく、日本語自体が強起、つまり言葉の最初にアクセントがつきやすい言語なので、どうしても言葉自体が弱起であるスペイン語でソレアを歌う時にも、頭にアクセントをつけてリズムを取りながら歌ってしまうんですよね。
日本人が歌うとなんだかリズムが変!って言われる原因はそのあたりにあると思います。
予防方法は、ただひとつ。
歌詞を正しいアクセントで何度も何度も音読して、スペイン語らしいアクセントとリズムをしっかり体得することです。
カンテがある程度上達してからも、日本人カンテ練習生にとってだけではなく、カンテのプロにとっても、歌詞の音読の練習はとっても大事なんです。
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