コラム
カンテの基礎知識

 
163回 カンテを学ぶということー25

2021年7月4日アップ

前回はカンテを楽しめるようになるために、
カンテ音源の選び方をご紹介しました。
 
では、今回はもうひとつよく質問を頂くこと、
バイレ練習生がカンテを学ぶことについてお話ししたいと思います。
 
当HPやブログを読んで下さっている方の大多数が、
バイレ練習生の方だと思います。
 
もちろん、日本に住んでいたらバイレからフラメンコに入るのが一般的ですし
私もカンテを学ぶ前にバイレ練習生だった期間があるので、
それはなんの問題もないと思います。
 
ただ、前々から問題だなーって思っているのが、
バイレの表現力を付けるためや、カンテを感じながら踊る為に、
カンテが歌えるようになる為のレッスンを受けようとする方が多いってこと。
 
これ、言い換えると、クラシックバレーの練習生が、
バレーの表現力を高めるために、オペラを習うようなものじゃないですか?
 
もちろん、バレーの練習生たちもクラシック音楽をいっぱい聞いて、
実際に踊るための音楽性をやしなったりする努力は常日頃なさっています。
 
でも、だからと言って声楽の先生について、
オペラを歌えるようになろうとはしませんよね?
 
フラメンコのカンテもオペラに負けないくらい専門性が高い歌なので、
スペイン人フラメンコ歌手は、10歳くらいまでにはカンテの勉強を始めますし、
少なくても20年間は修行にかかると言われています。
 
特に、フラメンコ独特の激しい表現には強い呼吸が必要になります。
同時に、強い声で歌ってもぶれないほどの音程の良さと、
バイレ以上に安定したリズム感も必要なんです。
 
そして、私たち日本人にはスペイン語も綺麗に発音しなくてはならないという
大きなハードルもあります。
 
、、、えっと、何を言いたいのかと言うと、
 
バイレの為にカンテを歌えるようになる必要なんてないってこと!!!
 
それよりもカンテの知識をしっかり学んで、
音源をいっぱい聞きこむことの方が、バイレにはずっと役に立つんです。
 
私の留学先のセビリアのフラメンコ芸術学院のバイレコースにも、
カンテの音源をいっぱい聞いたり、カンテの分類などを学ぶクラスがありまた。
 
簡単なカンテ(タンゴやセビジャーナス)が1,2曲歌えるようになった
からといって、バイレにはそれほど役に立たないですよね?
 
それよりカンテの曲種の分類や歴史、リズム体型、曲の構成などの
知識をきちんとえることのほうが、必要なのではないでしょうか?
 
とりあえずは、ご自身が踊る曲種に関しては、
カンテを楽しんで聴けるようにはなっておいて欲しいと思います。
 
楽しんで聴けるようになっていれば、
表現もちゃんとついて来るはずですから。
 
 
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前回はカンテを楽しめるようになるために、カンテ音源の選び方をご紹介しました。
 
では、今回はもうひとつよく質問を頂くこと、バイレ練習生がカンテを学ぶことについてお話ししたいと思います。
 


 
当HPやブログを読んで下さっている方の大多数が、バイレ練習生の方だと思います。
 
もちろん、日本に住んでいたらバイレからフラメンコに入るのが一般的ですし私もカンテを学ぶ前にバイレ練習生だった期間があるので、それはなんの問題もないと思います。
 


 
ただ、前々から問題だなーって思っているのが、バイレの表現力を付けるためや、カンテを感じながら踊る為に、カンテが歌えるようになる為のレッスンを受けようとする方が多いってこと。
 


 
これ、言い換えると、クラシックバレーの練習生が、バレーの表現力を高めるために、オペラを習うようなものじゃないですか?
 


 
もちろん、バレーの練習生たちもクラシック音楽をいっぱい聞いて、実際に踊るための音楽性をやしなったりする努力は常日頃なさっています。
 
でも、だからと言って声楽の先生について、オペラを歌えるようになろうとはしませんよね?
 


 
フラメンコのカンテもオペラに負けないくらい専門性が高い歌なので、スペイン人フラメンコ歌手は、10歳くらいまでにはカンテの勉強を始めますし、少なくても20年間は修行にかかると言われています。
 


 
特に、フラメンコ独特の激しい表現には強い呼吸が必要になります。
同時に、強い声で歌ってもぶれないほどの音程の良さと、バイレ以上に安定したリズム感も必要なんです。
 
そして、私たち日本人にはスペイン語も綺麗に発音しなくてはならないという大きなハードルもあります。
 


 
、、、えっと、
  何を言いたいのかと言うと、
 


 
バイレの為にカンテを歌えるようになる必要なんてないってこと!!!
 
それよりもカンテの知識をしっかり学んで、音源をいっぱい聞きこむことの方が、バイレにはずっと役に立つんです。
 


 
私の留学先のセビリアのフラメンコ芸術学院のバイレコースにも、カンテの音源をいっぱい聞いたり、カンテの分類などを学ぶクラスがありまた。
 


 
簡単なカンテ(タンゴやセビジャーナス)が1,2曲歌えるようになったからといって、バイレにはそれほど役に立たないですよね?
 
それよりカンテの曲種の分類や歴史、リズム体型、曲の構成などの知識をきちんとえることのほうが、必要なのではないでしょうか?
 


 
とりあえずは、ご自身が踊る曲種に関しては、カンテを楽しんで聴けるようにはなっておいて欲しいと思います。
 
楽しんで聴けるようになっていれば、表現もちゃんとついて来るはずですから。
 
 
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