コラム
カンテの基礎知識
160回 カンテを学ぶということー22
前回は、カンテファンになって行くのには、
カンテを聞く順番というものあって、スペイン人もその順に聞いて、
カンテファンになっているというお話しをしました。
では、具体的にどんな順番で聞いて行ったらいいのかをご紹介しましょう。
しつこいんですけど、最初に言っておきたいことがあります。
カンテは1曲種ずつ聞いて、ちゃんと耳に馴染んで楽しめるようになってから
次のカンテに進んでくださいね。
時間をかけないで、急いでどんどん聞いたり、
並行していろいろなカンテを聞いてしまっては、
カンテを好きになる効果は望めないですから。
では、一番最初に聞くといいカンテからご紹介しましょう。
一番最初に聞くことをお勧めする、比較的誰にでも聞きやすいカンテと言えば、
明るい系のカンテならガロティン、タンギージョ、コロンビアーナ、
暗い系のカンテなら、ファルーカです。
これらのカンテは、フラメンコに取り入れられる前から人気で、
一般に流行していた歴史を持っています。
フラメンコっぽさも低めなので、音程も聴き取りやすいし、
リズムはどれも4拍子で、のりやすいと思います。
以上のカンテを、1曲ずつ鼻歌が歌えるくらいに馴染んだら、
次の段階に進みましょう。
次の段階のカンテとしてお勧めするのが、
グアヒーラ、カラコレス、カンティーニャなどのカディス系のカンテ。
もう少ししっとりしたカンテもと仰るのならバンベーラもいいと思います。
以上は、どれも12拍子のカンテです。
この段階にお勧めするカンテは、
メロディ自体はそこまで複雑ではないんですが、
12拍子なので少しカンテに慣れてきた方に丁度いいですね。
この第2段階のカンテも、鼻歌で軽く歌えるようになるまで
1曲ずつしっかり慣れてください。
ただ、4拍子のカンテと違って、音源と一緒に歌おうとすると、
最初はかなり戸惑うこともあると思います。
それでも、無理して合わせようと思わずに、
あくまでも楽しんで聴いてください。
そうやって楽しんでいるとだんだん馴染んできて、
12拍子でもリズムに乗れるようになってきたりもするんですよ。
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前回は、カンテファンになって行くのには、カンテを聞く順番というものあって、スペイン人もその順に聞いて、カンテファンになっているというお話しをしました。
では、具体的にどんな順番で聞いて行ったらいいのかをご紹介しましょう。
しつこいんですけど、最初に言っておきたいことがあります。
カンテは1曲種ずつ聞いて、ちゃんと耳に馴染んで楽しめるようになってから次のカンテに進んでくださいね。
時間をかけないで、急いでどんどん聞いたり、並行していろいろなカンテを聞いてしまっては、カンテを好きになる効果は望めないですから。
では、一番最初に聞くといいカンテからご紹介しましょう。
一番最初に聞くことをお勧めする、比較的誰にでも聞きやすいカンテと言えば、明るい系のカンテならガロティン、タンギージョ、コロンビアーナ、暗い系のカンテなら、ファルーカです。
これらのカンテは、フラメンコに取り入れられる前から人気で、一般に流行していた歴史を持っています。
フラメンコっぽさも低めなので、音程も聴き取りやすいし、リズムはどれも4拍子で、のりやすいと思います。
以上のカンテを、1曲ずつ鼻歌が歌えるくらいに馴染んだら、次の段階に進みましょう。
次の段階のカンテとしてお勧めするのが、グアヒーラ、カラコレス、カンティーニャなどのカディス系のカンテ。
もう少ししっとりしたカンテもと仰るのならバンベーラもいいと思います。
以上は、どれも12拍子のカンテです。
この段階にお勧めするカンテは、メロディ自体はそこまで複雑ではないんですが、12拍子なので少しカンテに慣れてきた方に丁度いいですね。
この第2段階のカンテも、鼻歌で軽く歌えるようになるまで1曲ずつしっかり慣れてください。
ただ、4拍子のカンテと違って、音源と一緒に歌おうとすると、最初はかなり戸惑うこともあると思います。
それでも、無理して合わせようと思わずに、あくまでも楽しんで聴いてください。
そうやって楽しんでいるとだんだん馴染んできて、12拍子でもリズムに乗れるようになってきたりもするんですよ。
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