前々回から日本に目を移して、日本のカンテ練習生事情をお話ししています。
 
どうしてこういうお話しを始めたのかと言うと、日本のカンテ練習生には、スペインや欧米諸国とは違う大問題があるからです。
 

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それは、、、
＊カンテが好きになる前に、カンテを習い始めてしまう問題＊
どんどん、ぱふぱふ♪
これなんです。
 

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＜カンテはあんまり好きじゃないけど、バイレを習っていてその必要性を感じたので。
＜カンテって正直知らないけど、バイレの上達には必要だと聞いたので。
＜カンテは聞いたことがないけど、自分の音楽にフラメンコ的要素が欲しくて。
 

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入会の問い合わせの時、以上のような理由をあげる方が、本当に多いんですよね。
 
実はこれ、日本でカンテ教室を開くまで、私も想像していませんでした。
 

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バイレを習っていて、もっとバイレの表現力をあげたくて、カンテも学ぼうと思う方がいらっしゃるとは想像していたんですけど、実際にカンテを聞いてみて、カンテが好きになった人だけがレッスンに申し込むものだと思っていたんです。
 

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まさかカンテをほとんど聞いたことがなかったり、聞いても好きじゃなかったりする方が、そのままカンテ教室の門を叩くとは、
、、、正直びっくりです！！！
 

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想像してみてください。
義務教育でもなんでもない大人の趣味のお教室で、好きでもない人に教えるって、、、、、涙。
 

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カンテは譜面もないですし、外国語だし、音程もリズムも独特なので、慣れるまでかなりの時間が必要です。
 
それでも、大好きなカンテが歌えるようになるためと思えば、練習すること自体を楽しめるんですけど、好きじゃないことの為だとしたら、、、、難行苦行ですよね。
 

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カンテを好きでも嫌いでもなかった人でも、嫌いになっちゃうかもしれません。
 

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もしかしてこのコラムを読んでいる方にも、カンテは好きじゃないけどバイレの為だから学ぼうと思って読んでいる、そんな悲しい理由の方がいらっしゃるかもしれませんね。
 

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えっと、、、
もしかして、カンテを好きじゃないならあきらめろ！　
そんなことを私が言おうとしていると思いました？
 
だとしたら、大きな勘違いです！！！
 

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私はどんな形にせよカンテにご縁があったには、カンテを好きになって頂こうと思っているんです。
 
つまり、カンテが嫌いなままで、無理してカンテを学ばないで、まずはちゃんとカンテを好きになって、それからカンテの世界に飛び込んでほしいって思っています。
 

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という訳で、次回のコラムでは、カンテを好きになる方法にお話しを進めたいと思います。
 
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