コラム
カンテの基礎知識

 
156回 カンテを学ぶということー18

2021年5月16日アップ

さて、ここまでスペインでカンテを学ぶ人たちのお話をろいろとしてきました。
 
あまりにも遠い世界と感じた方も多いかもしれませんね。
でも、これが紛れもない現実のカンテの世界なんです。
 
では、ここで日本に目を戻して、
日本でカンテを学ぶには、どんな方法があるのかについて、
少しずつお話を進めたいと思います。
 
もちろん、学ぶカンテはスペインも日本も一緒!
 
最終的な到達点はスペインでカンテを学ぶ人たちと一緒なんですが、
日本にいても、日本人でも出来る事を考えて行きましょう。
 
では、まず押さえたいのが、日本人がカンテに興味を持つきっかけです。
私が日本でカンテをお教えしてきて、実際に出会った皆さんを
人数が多い順に並べて行きたいと思います。
 
第1位 バイレのレッスンを受けている方
第2位 家族や友人にバイレのレッスンを受けている人がいる方
第3位 スペイン旅行に行った時、生のフラメンコを見て
第4位 クラシックギターファン(習っている)の方で
           フラメンコギターも知っ
第5位 今時な音楽を実際に演奏していてフラメンコの存在を知った方
第6位 その他
こんな感じだと思います。
 
では、第1位から具体的にご紹介しましょう。
 
<第1位 バイレのレッスンを受けている方
カンテに興味を持つ方で圧倒的に多いのが、
バイレのレッスンを受けていらっしゃる方です。
このコラムを読んで下さっている方にも多いのではないでしょうか?
 
華やかなドレスや小道具、独特のリズムなどに惹かれてレッスンを始めた方が、
はじめてカンテに触れるのは、たぶんはじめての発表会ではないでしょうか!
 
もちろんそれまでにもタブラオや劇場公演などでカンテを
聞いたことはあったと思います。
でも、バイレのレッスンを受けている方の場合、
どうしてもバイレにばかり目が行ってしまい、
後ろでカンテが歌ってたなー・・・ くらいにしか
認識していない方も多いような。
 
ところが、発表会のリハーサルの日、いきなり目の前に現れる
<カンテさん>という圧倒的な存在。
 
バイレの先生も
”カンテをしっかり聞いて踊りましょう。”なんて事を仰いますので、
”カンテを聞いて踊るって何? ”ってなるのではないでしょうか。
 
そして頭の中が ? でいっぱいなっている間に、
いつのまにか終わってしまうのが発表会本番なんですよね。
 
ただ先輩達の踊りを見ていると、確かにカンテと呼応している、
そんな感じもして・・・
 
”よし! 次の発表会までにカンテを学んで、
もっとカンテを感じて踊れるようになるぞ!”
 
これがカンテに興味を持つきっかけではないでしょうか?

次に<第2位 家族や友人にバイレのレッスンを受けている人がいる方
 
1位の方と似ているのですが、少し違うのがこのタイプの方。
 
ご家族や友人の発表会を見たり、一緒にタブラオに行ったりしているうちに、
ご自身でレッスンは受けていないのに、すっかりフラメンコファンに
なった方ですね。
 
1位のご自身が踊られる方との一番の違いは、
バイレに注目するだけじゃなく、カンテもしっかり聞いているということ。
 
ご友人はバイレの話しばかりするけれど、自分はもともと音楽や歌が好きだし、
なんだかカンテの方が気になる! そんな方もよくいらっしゃいます。
また、男性だったりご高齢だったりなどの理由で、
自分ではバイレのレッスンには行かれないけれど、なんらかの方法で
フラメンコに係りたいと思われる方もいらっしゃると思います。
 
奥様がバイレを習い始めたので、自分はカンテを学んで応援したい
なんていうラブラブな方も、今までに当教室に何名かいらっしゃいました。
 
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さて、ここまでスペインでカンテを学ぶ人たちのお話をろいろとしてきました。
 
あまりにも遠い世界と感じた方も多いかもしれませんね。でも、これが紛れもない現実のカンテの世界なんです。
 


 
では、ここで日本に目を戻して、日本でカンテを学ぶには、どんな方法があるのかについて、少しずつお話を進めたいと思います。
 


 
もちろん、学ぶカンテはスペインも日本も一緒!
 
最終的な到達点はスペインでカンテを学ぶ人たちと一緒なんですが、日本にいても、日本人でも出来る事を考えて行きましょう。
 


 
では、まず押さえたいのが、日本人がカンテに興味を持つきっかけです。
私が日本でカンテをお教えしてきて、実際に出会った皆さんを人数が多い順に並べて行きたいと思います。
 


 
第1位 バイレのレッスンを受けている方
第2位 家族や友人にバイレのレッスンを受けている人がいる方
第3位 スペイン旅行に行った時、生のフラメンコを見て
第4位 クラシックギターファン(習っている)の方でフラメンコギターも知った方
第5位 今時な音楽を実際に演奏していてフラメンコの存在を知った方
第6位 その他
こんな感じだと思います。
 


 
では、第1位から具体的にご紹介しましょう。
 
<第1位 バイレのレッスンを受けている方
カンテに興味を持つ方で圧倒的に多いのが、バイレのレッスンを受けていらっしゃる方です。このコラムを読んで下さっている方にも多いのではないでしょうか?
 


 
華やかなドレスや小道具、独特のリズムなどに惹かれてレッスンを始めた方が、はじめてカンテに触れるのは、たぶんはじめての発表会ではないでしょうか!
 
もちろんそれまでにもタブラオや劇場公演などでカンテを聞いたことはあったと思います。でも、バイレのレッスンを受けている方の場合、どうしてもバイレにばかり目が行ってしまい、後ろでカンテが歌ってたなー・・・ くらいにしか認識していない方も多いような。
 


 
ところが、発表会のリハーサルの日、いきなり目の前に現れる<カンテさん>という圧倒的な存在。
 
バイレの先生も”カンテをしっかり聞いて踊りましょう。”なんて事を仰いますので、”カンテを聞いて踊るって何? ”ってなるのではないでしょうか。
 


 
そして頭の中が ? でいっぱいなっている間に、いつのまにか終わってしまうのが発表会本番なんですよね。
 


 
ただ先輩達の踊りを見ていると、確かにカンテと呼応している、そんな感じもして・・・
 
”よし! 次の発表会までにカンテを学んで、もっとカンテを感じて踊れるようになるぞ!”
 
これがカンテに興味を持つきっかけではないでしょうか?
 



次に<第2位 家族や友人にバイレのレッスンを受けている人がいる方
 
1位の方と似ているのですが、少し違うのがこのタイプの方。
 


 
ご家族や友人の発表会を見たり、一緒にタブラオに行ったりしているうちに、ご自身でレッスンは受けていないのに、すっかりフラメンコファンになった方ですね。
 


 
1位のご自身が踊られる方との一番の違いは、バイレに注目するだけじゃなく、カンテもしっかり聞いているということ。
 


 
ご友人はバイレの話しばかりするけれど、自分はもともと音楽や歌が好きだし、なんだかカンテの方が気になる! そんな方もよくいらっしゃいます。
また、男性だったりご高齢だったりなどの理由で、自分ではバイレのレッスンには行かれないけれど、なんらかの方法でフラメンコに係りたいと思われる方もいらっしゃると思います。
 


 
奥様がバイレを習い始めたので、自分はカンテを学んで応援したい
なんていうラブラブな方も、今までに当教室に何名かいらっしゃいました。
 
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