コラム
カンテの基礎知識

 
146回 カンテを学ぶということー8

2021年2月28日アップ

しばらくプロのフラメンコ歌手になろうとしている若いスペイン人について、
お話ししています。
 
ペーニャのあたりでもお話ししたのですが、
カンテの世界で、とっても大事になるのがコンクールです。
 
カンテのプロを目指す人も、アマチュアのままで楽しみたい人も、
カンテを学ぶ人の多くがどこかのカンテコンクールを受ける事を
目標としています。
 
別に、コンクールにとおらないといけないということではないんですが、
カンテのメロディを正しく覚えられているのか、
それぞれのパロに相応しいアレンジが出来ているのか、
歌詞を上手に表現できているのか、などなど、
苦労して学んできたことだからこそ、
誰かに評価してもらいたいんだと思います。
 
スペインには、大小とりまぜて300以上のカンテコンクールがあります。
 
有名なところでは、アントニオ・マイレーナカンテコンクール、
コルドバのコンクール、セビージャのビエナルの新人カンテコンクール、
ランパラ・ミネラなど。
 
小さいものでは、人口が1000人もいないような小さな村で行われる
コンクールもあります。
 
年齢制限のあるものや、広く様々なカンテの能力を競うプロ志向なものから、
ひとつの曲種に搾った年齢制限もない比較的誰でも出場しやすいものまで、
レベルも様々です。
 
そんなカンテコンクールの多くは、
どこかのフラメンコ愛好会(ペーニャ)が主宰しています。
 
有名なコルドバのコンクールも、
コルドバ市内にあるフラメンコペーニャが主催していて、
コルドバ県庁が実施の補佐をしているんですよ。
 
コンクールで審査されることは、もちろん課題曲のメロディが正しいことと、
アレンジがその曲種に相応しいものであることが基本です。
 
そして、歌詞のよしあし(歌い手本人の作詞必須の場合もあります)や、
リズム、表現力、コンクールによってはMCなども総合的に判断されます。
 
審査員には、大物フラメンコ歌手やフラメンコ学者なども招待され、、
主宰するペーニャの会員たちも、そんなフラメンコの博識者達と一緒に
コンクールを運営することで、正しいカンテのメロディ、
アレンジを学ぶ機会を得ています。
 
そういう審査基準である理由は、もちろんカンテの文化を守る為。
カンテの正しいメロディとアレンジ方法をまもり継承していくことこそが、
カンテコンクールの一番の目的なんです。
 
では、どうして正しいメロディをまもる必要があるのでしょうか?
次回はそのあたりをお話ししたいと思います。
 
 <最新のコラムはメルマガでもお読み頂けます。
<ご希望の方はメルマガ登録フォームからご登録ください。

しばらくプロのフラメンコ歌手になろうとしている若いスペイン人について、お話ししています。
 


 
ペーニャのあたりでもお話ししたのですが、カンテの世界で、とっても大事になるのがコンクールです。
 
カンテのプロを目指す人も、アマチュアのままで楽しみたい人も、カンテを学ぶ人の多くがどこかのカンテコンクールを受ける事を目標としています。
 


 
別に、コンクールにとおらないといけないということではないんですが、カンテのメロディを正しく覚えられているのか、それぞれのパロに相応しいアレンジが出来ているのか、歌詞を上手に表現できているのか、などなど、苦労して学んできたことだからこそ、誰かに評価してもらいたいんだと思います。
 


 
スペインには、大小とりまぜて300以上のカンテコンクールがあります。
 
有名なところでは、アントニオ・マイレーナカンテコンクール、コルドバのコンクール、セビージャのビエナルの新人カンテコンクール、ランパラ・ミネラなど。
 


 
小さいものでは、人口が1000人もいないような小さな村で行われるコンクールもあります。
 
年齢制限のあるものや、広く様々なカンテの能力を競うプロ志向なものから、ひとつの曲種に搾った年齢制限もない比較的誰でも出場しやすいものまで、レベルも様々です。
 


 
そんなカンテコンクールの多くは、どこかのフラメンコ愛好会(ペーニャ)が主宰しています。
 
有名なコルドバのコンクールも、コルドバ市内にあるフラメンコペーニャが主催していて、コルドバ県庁が実施の補佐をしているんですよ。
 


 
コンクールで審査されることは、もちろん課題曲のメロディが正しいことと、アレンジがその曲種に相応しいものであることが基本です。
 
そして、歌詞のよしあし(歌い手本人の作詞必須の場合もあります)や、リズム、表現力、コンクールによってはMCなども総合的に判断されます。
 


 
審査員には、大物フラメンコ歌手やフラメンコ学者なども招待され、、主宰するペーニャの会員たちも、そんなフラメンコの博識者達と一緒にコンクールを運営することで、正しいカンテのメロディ、アレンジを学ぶ機会を得ています。
 


 
そういう審査基準である理由は、もちろんカンテの文化を守る為。
カンテの正しいメロディとアレンジ方法をまもり継承していくことこそが、カンテコンクールの一番の目的なんです。
 


 
では、どうして正しいメロディをまもる必要があるのでしょうか?
次回はそのあたりをお話ししたいと思います。
 
 <最新のコラムはメルマガでもお読み頂けます。
<ご希望の方はメルマガ登録フォームからご登録ください。

カンテデンランヒータ
カンテデナランヒータ
 
カンテデナランヒータ
 
カンテデナランヒータ
 
カンテデナランヒータ