コラム
カンテの基礎知識

 
各パロ(曲種)ごとの表現(23)カンティーニャス

2020年11月22日アップ 

 今回の各パロごとの表現は、カンティーニャスです。
 
カンティーニャスは、アレグリアスの仲間で、
その中でも一番初心者向きのカンテと言われています。
 
もとはアラゴン地方から伝わったホタと呼ばれる民謡の一種で、
現在も、カンティーニャスのもとになった歌は
アラゴン地方でホタの演目として歌われ踊られています。
 
カンティーニャスは曲の長さもアレグリアスと一緒なので、
アレグリアスの踊りバックでも多く用いられる、
日本でもお馴染みのカンテです。
 
また、カンティーニャスは、スペインでは子どもが最初に習う
カンテとしても知られ、あまり大人がカンテソロでカンティーニャスだけを
歌うことは少ないと思います。
 
ただ、アレグリアスの踊りバックの中で、部分的に用いられることは多く、
メインの歌振りの時はアレグリアスを使った場合でも、
パソ・デ・カスティジャーノの部分や、
つなぎの短い歌が必要なときにもよく使われる、
踊りバックには特に便利なカンテです。
 
曲調は、アレグリアスに比べるとゆっくり穏やかで、
比較的音域も狭く、大きな音程の飛躍やリズム遊びもほとんどありません。
 
その分単調になりがちなので、カンテソロの場合は、
ひとつの演目をカンティーニャスだけで組み立てると言うより、
アレグリアスやカラコレスなど、同じグループのカンテと
組み合わせて使うといいでしょう。
 
踊る場合も、アレグリアスのような細かいトリッキーなサパテアードを
使わずに、比較的基本的でゆっくりしたリズムを使うと相性がよく、
その点でも、初級者向きの振り付けにあうと思います。
 
尚、カンティーニャスにはメロディが2つあって、
1つ目は比較的低めの音程で歌われ、2つ目はもう少し高音域を使っています。
 
ですので、カンテソロの場合も、踊りバックの場合も、
1つ目、2つ目の順番で歌う方が演目としてのまとまりもよく、
後半に向けての盛り上がりをつくることが出来ます。
 
アレグリアスのバイレが好きな方、
ぜひカンティーニャスも聞いてみてください。
 
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 今回の各パロごとの表現は、カンティーニャスです。
 
カンティーニャスは、アレグリアスの仲間で、その中でも一番初心者向きのカンテと言われています。
 


 
もとはアラゴン地方から伝わったホタと呼ばれる民謡の一種で、現在も、カンティーニャスのもとになった歌はアラゴン地方でホタの演目として歌われ踊られています。
 


 
カンティーニャスは曲の長さもアレグリアスと一緒なので、アレグリアスの踊りバックでも多く用いられる、日本でもお馴染みのカンテです。
 


 
また、カンティーニャスは、スペインでは子どもが最初に習うカンテとしても知られ、あまり大人がカンテソロでカンティーニャスだけを歌うことは少ないと思います。
 


 
ただ、アレグリアスの踊りバックの中で、部分的に用いられることは多く、メインの歌振りの時はアレグリアスを使った場合でも、パソ・デ・カスティジャーノの部分や、つなぎの短い歌が必要なときにもよく使われる、踊りバックには特に便利なカンテです。
 


 
曲調は、アレグリアスに比べるとゆっくり穏やかで、比較的音域も狭く、大きな音程の飛躍やリズム遊びもほとんどありません。
 


 
その分単調になりがちなので、カンテソロの場合は、ひとつの演目をカンティーニャスだけで組み立てると言うより、アレグリアスやカラコレスなど、同じグループのカンテと組み合わせて使うといいでしょう。
 


 
踊る場合も、アレグリアスのような細かいトリッキーなサパテアードを
使わずに、比較的基本的でゆっくりしたリズムを使うと相性がよく、
その点でも、初級者向きの振り付けにあうと思います。
 


 
尚、カンティーニャスにはメロディが2つあって、1つ目は比較的低めの音程で歌われ、2つ目はもう少し高音域を使っています。
 


 
ですので、カンテソロの場合も、踊りバックの場合も、1つ目、2つ目の順番で歌う方が演目としてのまとまりもよく、後半に向けての盛り上がりをつくることが出来ます。
 


 
アレグリアスのバイレが好きな方、ぜひカンティーニャスも聞いてみてください。
 
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カンテデンランヒータ
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