コラム
カンテの基礎知識

 
128回 みんなで即興ブレリアだ-1

2020年10月11日アップ

では、実際にみんなで即興ブレリアを始めましょう。
 
カンテは前回までの3回だけでは、まだまだ説明が足りないのですが、
実際に即興はどうするのかを説明するのは、
あくまでもカンテが中心になりますので、
これからの説明をしっかり読んで下さいませ。
 
さて、フラメンコに限らず、即興と聞いてなにを思い出しますか?
 
今、テレビなどで一番よくみかけるのは、即興ラップではないでしょうか。
ラップの専門番組もいくつか出来ていますし、

一般の音楽番組やお笑い番組でも、
即興のラップが取り上げられることも増えました。
 
では、ラップの場合、何が即興なのかご存知ですか?
 
そうですね、しゃべっている言葉自体が、その場で考えられたものなんです。
実際には、司会者がなにかお題をだして、
それに関する言葉をその場で考えてラップにします。
 
次にみなさんがご存じの即興と言えば、ジャズではないでしょうか?
 
ジャズの場合、歌い手はスキャットで参加する程度で
歌詞をその場で作ることはあまりありません。
主に楽器を演奏する人達が、かわるがわる自分がメインの演奏を
即興で繰り出すんですよね。
 
ちなみに、ラップもジャズも、ずっとリズムは一定です
 
では、フラメンコの場合はなにがどう即興なんでしょうか?
まずスペインでは、どうやって即興のブレリアが始まるのかあたりから、
紐解いていきたいと思います。
 
ちなみに、スペインでは即興のブレリアをしますので、
何月何日何時にどこどこに集まってください、
なんてお知らせは一切ありません。(日本でもない?)
 
では、どういうタイミングで即興のブレリアが始まるのかと言うと、
フラメンコに心得のある人が集まっている場所で、
ちょっとした空き時間がある時にはじまることが多いんです。
 
たとえば、フラメンコ公演のリハーサルの合間、
公演が終わった後、着替えて帰るまでの間や打ち上げで、
フラメンコ教室でレッスンが終ったあと、
行きつけの飲み屋さんにたまたまフラメンコ関係者が集まった時
などなどですね。
 
では、最初にはじめるのは一体誰でしょうか?
 
<そりゃあギタリストに決まってる!
 
いえいえ、実は最初に始めるのはギタリストじゃないんですよ。
 
っていうか、ギターは即興のブレリアには参加しない事の方が多いんですよね。
 
最初は、、、、はい、カンテさんです。
 
まず、カンテさんが適当なブレリアを歌い始めます。
この時のブレリアは、踊り用ではなくて、
あくまでも聞く用のブレリア・パラ・ゴルペです。
 
で、その場にいる人が、ほーっと聞き惚れていたら、即興は始まりません。
 
でも、周りの人たちがパルマで参加したら、即興が始まるかもなんですよね。
 
ここで、ギタリストがギターを弾いてー、、、、
いえいえ、本当にギターは即興のブレリアには参加しない事の方が多いんです。
 
なぜなら、前もって伴奏の練習をしていない歌をカンテが歌った場合は、
上手く伴奏できないから。
 
それに、もしギタリストの知っている歌を選ばなくてはならないなら、
カンテは自由に歌うことが出来ませんしね。
 
という訳で、ギタリストは普通パルマやハレオで参加することが多いんです。
 
カンテさんが1人まず歌い始めて、
のってきたらギタリストさんがパルマで盛り上げる、
 
すると、他のカンテもさんもそれに続いて歌えば、
即興のブレリア大会のはじまりはじまり、となります。
 
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では、実際にみんなで即興ブレリアを始めましょう。
 


 
カンテは前回までの3回だけでは、まだまだ説明が足りないのですが、実際に即興はどうするのかを説明するのは、あくまでもカンテが中心になりますので、これからの説明をしっかり読んで下さいませ。
 


 
さて、フラメンコに限らず、即興と聞いてなにを思い出しますか?
 
今、テレビなどで一番よくみかけるのは、即興ラップではないでしょうか。
ラップの専門番組もいくつか出来ていますし、一般の音楽番組やお笑い番組でも、即興のラップが取り上げられることも増えました。
 


 
では、ラップの場合、何が即興なのかご存知ですか?
 
そうですね、しゃべっている言葉自体が、その場で考えられたものなんです。
実際には、司会者がなにかお題をだして、それに関する言葉をその場で考えてラップにします。
 


 
次にみなさんがご存じの即興と言えば、ジャズではないでしょうか?
 
ジャズの場合、歌い手はスキャットで参加する程度で歌詞をその場で作ることはあまりありません。主に楽器を演奏する人達が、かわるがわる自分がメインの演奏を即興で繰り出すんですよね。
 
ちなみに、ラップもジャズも、ずっとリズムは一定です
 


 
では、フラメンコの場合はなにがどう即興なんでしょうか?
 
まずスペインでは、どうやって即興のブレリアが始まるのかあたりから、紐解いていきたいと思います。
 


 
ちなみに、スペインでは即興のブレリアをしますので、何月何日何時にどこどこに集まってください、なんてお知らせは一切ありません。(日本でもない?)
 


 
では、どういうタイミングで即興のブレリアが始まるのかと言うと、フラメンコに心得のある人が集まっている場所で、ちょっとした空き時間がある時にはじまることが多いんです。
 


 
たとえば、フラメンコ公演のリハーサルの合間、公演が終わった後、着替えて帰るまでの間や打ち上げで、フラメンコ教室でレッスンが終ったあと、行きつけの飲み屋さんにたまたまフラメンコ関係者が集まった時、などなどですね。
 


 
では、最初にはじめるのは一体誰でしょうか?
 
<そりゃあギタリストに決まってる!
 
いえいえ、実は最初に始めるのはギタリストじゃないんですよ。 
っていうか、ギターは即興のブレリアには参加しない事の方が多いんですよね。
 


 
最初は、、、、はい、カンテさんです。
 
まず、カンテさんが適当なブレリアを歌い始めます。この時のブレリアは、踊り用ではなくて、あくまでも聞く用のブレリア・パラ・ゴルペです。
 


 
で、その場にいる人が、ほーっと聞き惚れていたら、即興は始まりません。
 
でも、周りの人たちがパルマで参加したら、即興が始まるかもなんですよね。
 


 
ここで、ギタリストがギターを弾いてー、、、、
 
いえいえ、本当にギターは即興のブレリアには参加しない事の方が多いんです。
 


 
なぜなら、前もって伴奏の練習をしていない歌をカンテが歌った場合は、上手く伴奏できないから。
 
それに、もしギタリストの知っている歌を選ばなくてはならないなら、カンテは自由に歌うことが出来ませんしね。
 
という訳で、ギタリストは普通パルマやハレオで参加することが多いんです。
 


 
カンテさんが1人まず歌い始めて、のってきたらギタリストさんがパルマで盛り上げる、すると、他のカンテもさんもそれに続いて歌えば、即興のブレリア大会のはじまりはじまり、となります。
 
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