コラム
カンテの基礎知識

 
122回 即興で踊ろう-11

2020年8月30日アップ

フラメンコの即興についてお話ししております。
 
前回は宿題を出しておしまいにしたんですが、
お答えは見つかりましたでしょうか?
 
では、今日はそのあたりからお話しを進めたいと思います。
 
まずジャマーダ、つまり合図がどうして必要なのかから、
考えてみましょう。
 
そうそう、フラメンコ以外の音楽にも、このジャマーダってあるんですよ。
 
一番有名なのがジャズの世界。
 
最近、生徒と一緒に見てはいろいろな話しで盛り上がる、
関ジャムっていうテレビ番組があるんですけど、
その中でも、ジャズのジャマーダが取り上げられたことがあるんです。
 
ジャズの世界は基本英語なので、
ジャマーダなんていうスペイン語は使わないのですが、
様々な合図を駆使して、複数人での即興演奏がなりたっています。
 
ただ、ジャズとフラメンコにはひとつ大きな違いがあるんです。
 
<リズムでしょ?
 
そう思ったあなた、もっともっと根源的な違いはないですか?
 
それは、ジャズダンスとフラメンコのバイレの一番大きな違いです。
 
ジャズの世界では、踊り手がジャマーダを出すことはないけれど、
フラメンコの世界では、踊り手もジャマーダを出すって事!!!
 
一般にミュージシャンは、演奏中に合図を出すことに慣れています。
 
ジャズ以外にも、ロックの世界にも、実は日本の民謡にも、
ジャマーダ、つまり合図があって、
演奏しながら合図を出し合って。演奏を進めるのが普通です。
 
ミュージシャンの場合、基本的に修行期間がかなり長く、
楽器演奏の場合はその楽器がある程度弾けないといけないですし、
歌い手も小さい頃から歌っているのが普通なので、
その長い音楽生活の中で、自然とジャマーダも身について行きます。
 
ただ、ある音楽ジャンルだけは、ジャマーダがほぼ存在しないのですが、
なんだかわかりますか?
 
それは、クラシック音楽!
 
クラシックには譜面があるからだろうって思われるかもしれませんね。
でも、譜面以上に音楽を進めている<何か>が
クラシックにはあるからなんですよ。
 
それは、、、オーケストラの真ん中にいて、お客にお尻を見せているあの人。
 
そう、指揮者なんです。
 
指揮者は、演奏者たちに演奏のスピードを指揮棒で示すだけじゃなく、
リズムの切り替えや盛り上げポイントなど、
せーの って言いたくなるところで、
独特のジェスチャーで演奏者全員を導きます。
 
はい、つまりジャマーダは指揮者がいない時に
演奏者たちの演奏を揃えるためにあって、
フラメンコでは、踊り手も足音を出すことで演奏者の1人、
つまり打楽器奏者としてその音楽に参加し、
ジャマーダを出すこともあるってこと。
 
フラメンコのバイレの初心者の方の中には、
子どもの頃にピアノなどの楽器を習っていた方もいらっしゃると思います。
その頃つちかった、人と一緒に演奏するときのあの感覚を、
今こそ思い出して、フラメンコに使ってみませんか?
 
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フラメンコの即興についてお話ししております。
 
前回は宿題を出しておしまいにしたんですが、お答えは見つかりましたでしょうか?
 
では、今日はそのあたりからお話しを進めたいと思います。
 


 
まずジャマーダ、つまり合図がどうして必要なのかから、考えてみましょう。
 
そうそう、フラメンコ以外の音楽にも、このジャマーダってあるんですよ。
 
一番有名なのがジャズの世界。
 


 
最近、生徒と一緒に見てはいろいろな話しで盛り上がる、関ジャムっていうテレビ番組があるんですけど、その中でも、ジャズのジャマーダが取り上げられたことがあるんです。
 


 
ジャズの世界は基本英語なので、ジャマーダなんていうスペイン語は使わないのですが、様々な合図を駆使して、複数人での即興演奏がなりたっています。
 


 
ただ、ジャズとフラメンコにはひとつ大きな違いがあるんです。
 
<リズムでしょ?
 
そう思ったあなた、もっともっと根源的な違いはないですか?
 


 
それは、ジャズダンスとフラメンコのバイレの一番大きな違いです。
 
ジャズの世界では、踊り手がジャマーダを出すことはないけれど、フラメンコの世界では、踊り手もジャマーダを出すって事!!!
 


 
一般にミュージシャンは、演奏中に合図を出すことに慣れています。
 
ジャズ以外にも、ロックの世界にも、実は日本の民謡にも、ジャマーダ、つまり合図があって、演奏しながら合図を出し合って。演奏を進めるのが普通です。
 


 
ミュージシャンの場合、基本的に修行期間がかなり長く、楽器演奏の場合はその楽器がある程度弾けないといけないですし、歌い手も小さい頃から歌っているのが普通なので、その長い音楽生活の中で、自然とジャマーダも身について行きます。
 


 
ただ、ある音楽ジャンルだけは、ジャマーダがほぼ存在しないのですが、なんだかわかりますか?
 


 
それは、クラシック音楽!
 
クラシックには譜面があるからだろうって思われるかもしれませんね。
でも、譜面以上に音楽を進めている<何か>がクラシックにはあるからなんですよ。
 


 
それは、、、オーケストラの真ん中にいて、お客にお尻を見せているあの人。
 
そう、指揮者なんです。
 


 
指揮者は、演奏者たちに演奏のスピードを指揮棒で示すだけじゃなく、リズムの切り替えや盛り上げポイントなど、せーの って言いたくなるところで、独特のジェスチャーで演奏者全員を導きます。
 


 
はい、つまりジャマーダは指揮者がいない時に演奏者たちの演奏を揃えるためにあって、フラメンコでは、踊り手も足音を出すことで演奏者の1人、つまり打楽器奏者としてその音楽に参加し、ジャマーダを出すこともあるってこと。
 


 
フラメンコのバイレの初心者の方の中には、子どもの頃にピアノなどの楽器を習っていた方もいらっしゃると思います。
その頃つちかった、人と一緒に演奏するときのあの感覚を、今こそ思い出して、フラメンコに使ってみませんか?
 
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