コラム
カンテの基礎知識

 
116回 即興で踊ろう-5

2020年7月5日アップ

フラメンコの即興についてお話ししております。
 
即興でブレリアを踊れるようになる方法の続きです。 
 
前回は、ブレリアの音源を聞きながら口三味線をする
という練習をご紹介しました。
 
楽しんで頂けたでしょうか?
 
では、今回は前々回でやった口三味線と簡単な踊りの組み合わせと、
前回の口三味線とブレリアの音源の組み合わせを、組み合わせて、
ブレリアの音源で踊るというところに行ってみましょう。
 
ただし、いきなり音源で踊るのではなくて、
あくまでも口三味線を媒体とすることをお忘れなく。
 
まず、先週から使っているお気に入りのブレリアの音源を用意してください。
いつも通り音源をかけたら、口三味線を始めましょう。
 
しばらく口三味線をつづけたら音源を止め、
口三味線だけを音源と同じ速さでつづけましょう。
 
そこまで来たら、その音源と同じ速さの口三味線に合わせて、
先々週練習した短い踊りを繰り返して踊ります。
 
スピードを変えないよう、のりも変らないように、
口三味線に合わせてしばらく踊ったら、
また音源をかけ、口三味線をするところに戻ります。
 
いかがでしょうか?
 
スピードものりも変えないように続けていたはずの口三味線ですが、
もう一度音源を聞いてみると、なにかが変わってしまってはいませんか?
 
スピードもだいぶ違ってしまった方も多いと思います。
 
実は、多くの方は遅れちゃいけないと思って速くなっちゃってるんですよね。
踊っていて音とづれちゃう方の多くが、この遅れちゃいけないと思う病。
 
実際にはちゃんと間に合っているのに、遅れるのだけは絶対ダメだと思って、
あせりで少しずつ速くなっちゃうんです。
 
音とずれない最大のコツは、遅れちゃダメと思う気持ち、
つまりは あせり をいかにコントロールするか。
 
ここで確認なんですけど、もともと人はあせるとリズムが速くなります。
なぜなら人はリズムの速さを自分の心拍の速さとの比較で取っているから。
 
あせると当然心拍は速くなるので、それにつれて口三味線も踊りも、
どんどん速くなってしまうんですよね。
 
よく発表会の舞台の上で思いっきり走っちゃう人がいますけど、
あせって速くなる典型的な症状ですね。
(走る:リズムが本人の意図なしに速くなっちゃうこと)
 
ではどうしたらいいんでしょう?
 
また音源を聞いて口三味線をしながらそのスピードを取ったら、
音源を止めて口三味線で踊る。
これを何度も繰り返すうちに、だんだん音源とのスピードの差が
小さくなってくるのがわかると思います。
 
あせる気持ちと、リズムをキープしようと思う気持ち、
そのふたつの戦いで、リズムをキープする気持ちが勝てば、
あせりはどこかに消えて、もう音源ともずれなくなるんですよ。
後は、ほとんどずれなくなるまで丁寧に繰り返すだけ。
 
本日の練習は以上です。
 
音源からずれないで簡単なステップなら踏める方は、
もう少し先の練習までお待ちくださいませ。
 
PS 逆に遅くなっちゃう方は頭で考え過ぎです。
  考えなくてよくなるまで、口三味線と基本の振り付け、
  しっかり反復練習してくださいね。
 
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即興でブレリアを踊れるようになる方法の続きです。 
 


 
前回は、ブレリアの音源を聞きながら口三味線をするという練習をご紹介しました。
 
楽しんで頂けたでしょうか?
 


 
では、今回は前々回でやった口三味線と簡単な踊りの組み合わせと、前回の口三味線とブレリアの音源の組み合わせを、組み合わせて、ブレリアの音源で踊るというところに行ってみましょう。
 


 
ただし、いきなり音源で踊るのではなくて、あくまでも口三味線を媒体とすることをお忘れなく。
 


 
まず、先週から使っているお気に入りのブレリアの音源を用意してください。いつも通り音源をかけたら、口三味線を始めましょう。
 
しばらく口三味線をつづけたら音源を止め、口三味線だけを音源と同じ速さでつづけましょう。
 


 
そこまで来たら、その音源と同じ速さの口三味線に合わせて、先々週練習した短い踊りを繰り返して踊ります。
 
スピードを変えないよう、のりも変らないように、口三味線に合わせてしばらく踊ったら、また音源をかけ、口三味線をするところに戻ります。
 


 
いかがでしょうか?
 
スピードものりも変えないように続けていたはずの口三味線ですが、もう一度音源を聞いてみると、なにかが変わってしまってはいませんか?
 


 
スピードもだいぶ違ってしまった方も多いと思います。
 


 
実は、多くの方は遅れちゃいけないと思って速くなっちゃってるんですよね。踊っていて音とづれちゃう方の多くが、この遅れちゃいけないと思う病。
 
実際にはちゃんと間に合っているのに、遅れるのだけは絶対ダメだと思って、あせりで少しずつ速くなっちゃうんです。
 


 
音とずれない最大のコツは、遅れちゃダメと思う気持ち、つまりは あせり をいかにコントロールするか。
 


 
ここで確認なんですけど、もともと人はあせるとリズムが速くなります。なぜなら人はリズムの速さを自分の心拍の速さとの比較で取っているから。
 
あせると当然心拍は速くなるので、それにつれて口三味線も踊りも、どんどん速くなってしまうんですよね。
 


 
よく発表会の舞台の上で思いっきり走っちゃう人がいますけど、あせって速くなる典型的な症状ですね。(走る:リズムが本人の意図なしに速くなっちゃうこと)
 


 
ではどうしたらいいんでしょう?
 
また音源を聞いて口三味線をしながらそのスピードを取ったら、音源を止めて口三味線で踊る。これを何度も繰り返すうちに、だんだん音源とのスピードの差が
小さくなってくるのがわかると思います。
 


 
あせる気持ちと、リズムをキープしようと思う気持ち、そのふたつの戦いで、リズムをキープする気持ちが勝てば、あせりはどこかに消えて、もう音源ともずれなくなるんですよ。
後は、ほとんどずれなくなるまで丁寧に繰り返すだけ。
 


 
本日の練習は以上です。
 
音源からずれないで簡単なステップなら踏める方は、もう少し先の練習までお待ちくださいませ。
 
PS 逆に遅くなっちゃう方は頭で考え過ぎです。考えなくてよくなるまで、口三味線と基本の振り付け、しっかり反復練習してくださいね。
 
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