コラム
カンテの基礎知識

 
115回 即興で踊ろう-4

2020年6月28日アップ

フラメンコの即興についてお話ししております。
 
即興でブレリアを踊れるようになる方法の続きです。
 
前回は、口三味線をしながら踊る練習をご紹介しました。
実は、前回までが自分だけで出来る準備だったんです。
今回は、満を持して、音楽を聴く練習に入ります。
 
”きゃあああああ、、、、”
 
ん? 今、どなたかの悲鳴が聞こえたような気がしましたが、
即興で踊る為には、
音楽をしっかり捕まえる事がどうしても必要になるんですよ。
 
<とりあえず、ブレリアのリズムは聞き取れる、
<どこが頭なのかくらいはなんとかわかる、というレベルの方も、
今、ここでしっかりトレーニングして、
ちょっとやそっとのことではリズムがわからなくならないくらいの
実力を養って下さい。
 
では、早速、その練習方法をご紹介しましょう。
 
前回も用いた 口三味線ありますよね?
ちゃんちゃーら っていうあれ!
 
あれを今回もがっつり使います。
 
では、まず適当なブレリアの音源を用意してください。
CDでもいいですし、配信でも、YOUTUBEでもなんでもいいです。
映像つきではなく、音だけのにしてくださいね。
 
できれば最初はあまりお洒落なものより、
基本的と言うか、一般的というか、まあ普通のがいいですね。
 
もし、好きでよく聞いていて、
リズムもすでに取りやすくなっている音源があれば、
それを使うのが一番効率がいいと思います。
 
準備出来ましたか?
 
では、その音源をリピートで流しましょう。
 
ここでひとつ大事なことを申し上げます。
リズム感をよくするには、短時間の練習をたくさんするより、
途中で途切れたりしないで、
連続してある程度の時間リズムを感じ続けることが必要です。
 
というのも、リズム感がないと仰る方って、リズムがとれないと言うよりも、
リズムを取りつづける持久力がないような気がします。
 
もしかすると、ちょっとづれちゃったかも、とか、
ちゃんととれているのか不安、みたいな状態で、
すぐにリズムをとるのをやめてしまったりしていませんか?
 
少しぐらいずれてもなんでもいいから、とにかく続けることが大事。
 
ずれに気づいた時は、一度やめてやりなおすのではなく、
続けながら少しずつ調整すればいいんです。
 
さて、ではブレリアの音源も決まって、
リピートで流しはじめたら、早速今日の練習を始めましょう。
 
それは、、、
音源に乗っかって、ちゃーーんちゃら っと口三味線を歌う。
それも、口の中でもごもごじゃなくて、ある程度大きな声で行きましょう。
 
これです!!!
 
できれば、少なくても5分くらいはノンストップで歌い続けてください。
 
そうそう、ずれてもやめないんでしたよね!
やめないで、そのまま少しづつ調整して続けてみてください。
 
最初は、自分が歌うことに必死で、
なかなか音を聞くところまで行かないと思います。
 
それでも、何度も何度も続けていると
(しばらくは音源は1個だけにしてくださいね。)
だんだん口三味線をしながらでも、音源が聞こえるようになってくるんです。
 
不思議ですけど、、、、それが人間の<慣れ>っていう素晴らしい能力です。
 
それで、練習していて音源が聞こえない間はいいんですけど、
聞こえてくるとよりずれが気になると思います。
 
それでも、、、、そう、やめたりしないで続けるんです。
 
なんの問題もなく、楽~に10分くらい 
ちゃーんちゃら 続けられるようになったら、
次の音源にチェンジしても大丈夫ですよ。
 
ただ、毎日毎日30分くらい練習したとしても、
最初の音源を少なくても3週間は続けてくださいね。
 
毎日は出来ない、1日に10分程度っていう方は、
あきちゃうとは思いますが、数か月は1個の音源で我慢です。
 
ちなみに、ひとつの音源で練習すると、以下のように変化を感じると思います。
 
1)必死でついて行こうとする。
2)やっとやっと出来る。
3)そこそこ出来る。
4)まあまあ楽に出来る。
5)なんかあきてきた・・・
6)他の事をしながらでも平気で出来る。
7)音楽が鳴ると、自動的にちゃんちゃらが出てくる。
これです。
 
大事なのは<あきる>の向こう側まで続ける事。
 
あきるの向こう側の世界を一度見る事が出来たら、
次の音源に取り換えても、すぐに向こう側に行かれるようになります。
 
最初はしんどいですが、頑張ったかいは必ずありますので、
ぜひやってみてください。
 
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フラメンコの即興についてお話ししております。
 
即興でブレリアを踊れるようになる方法の続きです。
 


 
前回は、口三味線をしながら踊る練習をご紹介しました。実は、前回までが自分だけで出来る準備だったんです。今回は、満を持して、音楽を聴く練習に入ります。
 


 
”きゃあああああ、、、、”
 
ん? 今、どなたかの悲鳴が聞こえたような気がしましたが、即興で踊る為には、音楽をしっかり捕まえる事がどうしても必要になるんですよ。
 


 
<とりあえず、ブレリアのリズムは聞き取れる、
<どこが頭なのかくらいはなんとかわかる、というレベルの方も、
今、ここでしっかりトレーニングして、ちょっとやそっとのことではリズムがわからなくならないくらいの実力を養って下さい。
 


 
では、早速、その練習方法をご紹介しましょう。
 
前回も用いた 口三味線ありますよね?
ちゃんちゃーら っていうあれ!
 
あれを今回もがっつり使います。
 


 
では、まず適当なブレリアの音源を用意してください。CDでもいいですし、配信でも、YOUTUBEでもなんでもいいです。映像つきではなく、音だけのにしてくださいね。
 


 
できれば最初はあまりお洒落なものより、基本的と言うか、一般的というか、まあ普通のがいいですね。
 


 
もし、好きでよく聞いていて、リズムもすでに取りやすくなっている音源があれば、それを使うのが一番効率がいいと思います。
 


 
準備出来ましたか?
 
では、その音源をリピートで流しましょう。
 


 
ここでひとつ大事なことを申し上げます。
リズム感をよくするには、短時間の練習をたくさんするより、途中で途切れたりしないで、連続してある程度の時間リズムを感じ続けることが必要です。
 


 
というのも、リズム感がないと仰る方って、リズムがとれないと言うよりも、リズムを取りつづける持久力がないような気がします。
 


 
もしかすると、ちょっとづれちゃったかも、とか、ちゃんととれているのか不安、みたいな状態で、すぐにリズムをとるのをやめてしまったりしていませんか?
 


 
少しぐらいずれてもなんでもいいから、とにかく続けることが大事。
 
ずれに気づいた時は、一度やめてやりなおすのではなく、続けながら少しずつ調整すればいいんです。
 


 
さて、ではブレリアの音源も決まって、リピートで流しはじめたら、早速今日の練習を始めましょう。
 


 
それは、、、
音源に乗っかって、ちゃーーんちゃら っと口三味線を歌う。
それも、口の中でもごもごじゃなくて、ある程度大きな声で行きましょう。
 


 
これです!!!
 
できれば、少なくても5分くらいはノンストップで歌い続けてください。
 
そうそう、ずれてもやめないんでしたよね!
やめないで、そのまま少しづつ調整して続けてみてください。
 


 
最初は、自分が歌うことに必死で、なかなか音を聞くところまで行かないと思います。
 
それでも、何度も何度も続けていると(しばらくは音源は1個だけにしてくださいね。)だんだん口三味線をしながらでも、音源が聞こえるようになってくるんです。
 


 
不思議ですけど、、、、それが人間の<慣れ>っていう素晴らしい能力です。
 


 
それで、練習していて音源が聞こえない間はいいんですけど、聞こえてくるとよりずれが気になると思います。
 
それでも、、、、そう、やめたりしないで続けるんです。
 


 
なんの問題もなく、楽~に10分くらい ちゃーんちゃら 続けられるようになったら、次の音源にチェンジしても大丈夫ですよ。
 


 
ただ、毎日毎日30分くらい練習したとしても、最初の音源を少なくても3週間は続けてくださいね。
 
毎日は出来ない、1日に10分程度っていう方は、あきちゃうとは思いますが、数か月は1個の音源で我慢です。
 


 
ちなみに、ひとつの音源で練習すると、以下のように変化を感じると思います。
 
1)必死でついて行こうとする。
2)やっとやっと出来る。
3)そこそこ出来る。
4)まあまあ楽に出来る。
5)なんかあきてきた・・・
6)他の事をしながらでも平気で出来る。
7)音楽が鳴ると、自動的にちゃんちゃらが出てくる。
これです。
 


 
大事なのは<あきる>の向こう側まで続ける事。
 


 
あきるの向こう側の世界を一度見る事が出来たら、次の音源に取り換えても、すぐに向こう側に行かれるようになります。
 
最初はしんどいですが、頑張ったかいは必ずありますので、ぜひやってみてください。
 
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