久しぶりに初心に帰って、ひとりで出来るボイトレをご紹介したいと思います。
 
今日は歌い手さんが気をつけなくちゃいけない食べ物飲み物をご紹介します。
 

---

 
歌い手さんに気を付けるべき食べ物、飲み物があるなんて、考えたことがない方も多いかもしれませんね。
 

---

 
私も、スペインに留学するまではあまり気にしていなかったんですが、スペイン人カンテクラスメイトたちが、みんな真面目に守っていたので、少しずつ気にかけるようになりました。
 

---

 
気を付けるといっても、栄養のバランスとかではなく、あくまでも喉を通る段階で、喉を傷める可能性のある物を避けるってことなんです。
 

---

 
まず、これはみなさんご存じだと思いますが、タバコとお酒は厳禁です。
 
わかりやすく声に影響が出るので、どっちも避けてくださいね。（ちなみに、スペイン人フラメンコ歌手の多くはどっちも我慢しています。）
 

---

 
次に、気を付けなければいけないのが、喉に刺激がある物。
 

---

 
食べ物で言うと、香辛料が強い料理は少なくても歌う前後は避けた方がいいでしょう。
 
カレーとか、チゲとか、メキシコ料理とかの唐辛子系、辛子、わさびや、ニンニクの効いた料理も喉の刺激になります。
 

---

 
それから、熱い食べ物、冷たい食べ物もダメなんだそう。
具体的に言うと、ピザはチーズが固まるくらい冷めてから、アイスクリームは少しゆるむくらい溶けてから食べた方がいいそうです。
 

---

 
もちろん飲み物も、熱い冷たいどちらもダメで、炭酸も喉への刺激が強いからＮＧ。
 
なので、スペイン人フラメンコ歌手達と一緒にバルに行くと、みんな氷抜きのぬるーい炭酸じゃない飲み物だけ頼んでいます。（っていうか、ほとんど全員常温のミネラルウオーターです。）
 

---

 
そうそう、これは今までのＮＧとは少し違うのですが、カフェインだけはきっちり避けた方がいいようです。
 
というのも、カフェインは粘膜を乾燥させる効果があるので、声帯も乾燥させてしまいます。
 
声帯が乾燥したまま声を出すと、声帯に小さな傷が入り、繰り返すと血栓の原因にもなりかねないので、本気で要注意です。
 

---

 
ちなみに・・・
私も全部守れている訳ではありません。
 
とにかく辛い物が大好きなので、どうしてもついつい手が伸びてしまって。最近は、せめてもと思い、少しさましてから食べるようにはしています。
 

---

 
最後に、これは食べ物ではないのですが、寒い場所に急に出たりする寒冷刺激も声帯を痛める可能性があります。暖かい室内から寒い外に出る時は、マフラーやマスクなどで喉や口を保護してください。
 
潮風、ほこりっぽい所も、もちろん注意しましょうね。
 

---

 
喉は一度痛めると、なかなか元には戻らないので、ちょっとの油断で後々後悔しないようにしっかり気を付けましょうね。
 
＜最新のコラムはメルマガでもお読み頂けます。
＜ご希望の方はメルマガ登録フォームからご登録ください。