コラム
カンテの基礎知識
103回記念 フラメンコってそもそも何なんでしょう?4
当コラムも前々々回で無事100回を迎える事となりました。
♪ありがとうございます。どんどんぱふぱふ♪
そこで初心に帰って<フラメンコとはなんなのか?>について
もう一度お話ししています。
前々々回のコラムでは、
フラメンコが生まれて形作られるところまでお話ししたと思います。
前々回のコラムでは、カンテがコンクールによってレパートリーが定まった、
というところまでお話ししました。
前回のコラムでは、カンテでは複数のメロディに同じ名前がついている、
だから混乱することがあるというお話しをしました。
そして、今日は混乱の原因のその2、
アレンジについてお話ししたいと思います。
一般にアレンジという言葉を使うと、
歌謡曲の前奏や、伴奏の付け方などを連想される方が多いと思います。
でも、カンテのアレンジはもっともっと広い意味なんです。
では、まずはカンテのメロディの概念からお話ししましょう。
一般にメロディと言うのは、五線紙に書いてあって、
音の高さと長さを表す音符が順番に並んでいるイメージですよね?
でも、カンテの場合、各音の音程は決まっているのですが、
実は音の長さが決まってはいないんです。
今日はそのあたりを具体的に説明したいと思います。
たとえば・・・
ド ミ ソ というふうに3つの音の並ぶメロディがあったとします。
ド――― ミソ のようにドだけ長く伸ばしても、
ドミーーーーソ のようにミを長くしても、
ドミソ と全部短く歌っても、カンテはOKなんです。
そして、なんとドミソ3音の合計の長さも自由。
たとえばブレリアの場合、
ドミソの3音で1コンパス(12拍分)つかってもいいですし、
ドミソの3音をすごく速く歌って、全部で1拍に詰め込んでもいいんですよ。
つまりカンテで決まっているのは、メロディというより、
音の高さの順番ってことになりますね。
そして、ここからは各メロディごとに異なるのですが、
メロディの一部を何度も繰り返してもいいこともあります。
(どのメロディでもいい訳ではありません。
またメロディの決められた部分だけOKです。)
先ほどの例の ドミソ というメロディなら、
ドミドミドミドミドミドミソ のような歌い方が
認められている場合もあります。
この場合も、合計の長さが決まっている訳ではないので、
何拍分繰り返しても、基本的にはOK。
初心者の間は、CDやYOUTUBEにあがっている各カンテの音源を聞いて、
音の長さやリズムに気をとられずに、
音の高さの順番だけを聞きとるのはなかなか大変だと思います。
でも、リズムじゃなく、あくまでも音程に注意して聞いていると、
だんだん聞こえるようになってくるので、
あきらめないで聞き続けてみてください。
これが出来るようになれば、それぞれの音源を聞いただけで、
どのカンテのメロディなのかが聞き分けられるようになります。
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そして、今日は混乱の原因のその2、アレンジについてお話ししたいと思います。
一般にアレンジという言葉を使うと、歌謡曲の前奏や、伴奏の付け方などを連想される方が多いと思います。
でも、カンテのアレンジはもっともっと広い意味なんです。
では、まずはカンテのメロディの概念からお話ししましょう。
一般にメロディと言うのは、五線紙に書いてあって、音の高さと長さを表す音符が順番に並んでいるイメージですよね?
でも、カンテの場合、各音の音程は決まっているのですが、実は音の長さが決まってはいないんです。
今日はそのあたりを具体的に説明したいと思います。
たとえば・・・
ド ミ ソ というふうに3つの音の並ぶメロディがあったとします。
ド――― ミソ のようにドだけ長く伸ばしても、
ドミーーーーソ のようにミを長くしても、
ドミソ と全部短く歌っても、カンテはOKなんです。
そして、なんとドミソ3音の合計の長さも自由。
たとえばブレリアの場合、ドミソの3音で1コンパス(12拍分)つかってもいいですし、ドミソの3音をすごく速く歌って、全部で1拍に詰め込んでもいいんですよ。
つまりカンテで決まっているのは、メロディというより、音の高さの順番ってことになりますね。
そして、ここからは各メロディごとに異なるのですが、メロディの一部を何度も繰り返してもいいこともあります。
(どのメロディでもいいわけではありません。またメロディの決められた部分だけOKです。)
先ほどの例の ドミソ というメロディなら、
ドミドミドミドミドミドミソ のような歌い方が認められている場合もあります。
この場合も、合計の長さが決まっている訳ではないので、何拍分繰り返しても、基本的にはOK。
初心者の間は、CDやYOUTUBEにあがっている各カンテの音源を聞いて、音の長さやリズムに気をとられずに、音の高さの順番だけを聞きとるのはなかなか大変だと思います。
でも、リズムじゃなく、あくまでも音程に注意して聞いていると、だんだん聞こえるようになってくるので、あきらめないで聞き続けてみてください。
これが出来るようになれば、それぞれの音源を聞いただけで、どのカンテのメロディなのかが聞き分けられるようになります。
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