コラム
カンテの基礎知識
フラメンコのコツ
(9)フラメンコを知るためにレッスン以外で出来る事
<バイレ映像で自習しましょう。<カンテ部>>
初心者向きのフラメンコの自習方法をいろいろご紹介しています。
前回、バイレ映像の冒頭部の見方を紹介しました。
実は冒頭部はかなり構成が複雑で難易度が高い部分なので、
映像を見ただけで理解するのもなかなか大変だったと思います。
とにかくバリエーションが豊かで、
踊り手が個性を一番発揮しやすいのが冒頭部。
見る側も、冒頭部を見ればその踊り手がどういう踊りを踊るのか、
だいたいわかりますしね。
さて、そんな踊り手の自己紹介的な冒頭部の次にあるのが、
その演目の中心になるカンテ部です。
踊りの教室では歌振りの部分と呼ばれているかもしれません。
歌、つまりカンテに振りを付けているのでそう呼ばれているのですが、
<踊りの演目の名前>もこのカンテ部の<カンテの名前>で呼ばれるように、
この演目の中心なんです。
つまりこのカンテ部の振り付けこそが、
この演目を決めると言ってもいいでしょう。
冒頭部で自己紹介をした踊り手さんが、
このカンテ部では、そのカンテをどう解釈し、
どう踊るのかを見せて行くことになります。
ですから、踊りの練習生が、なにか新しい演目を学ぼうとする時は、
足や派手な冒頭部よりも、このカンテ部をしっかり見る事をお勧めします。
時々 ”この演目、どういう気持ちで踊ったらいいかわからないんです。”
なんてご質問を頂きますが、
その答えがあるのがこのカンテ部なんです。
カンテ部を丁寧に何度も何度も見れば、
その踊り手さんがどういう気持ちで踊っているのかわかると思いますよ。
また、カンテ部を見る時に気を付ける必要があるのが、
カンテの途中に<歌がお休みする部分>があるかどうか。
一般に<レマーテ>と呼ばれているこの部分は、
カンテの最初の方にあることが一般的で、
歌がお休みしている間に、踊り手が足を入れる事が多いですね。
もちろん、歌い手が歌っている間、
歌にかぶせて足を打つことは禁じ手なので、
レマーテがないカンテの場合は、カンテが全部終わるまで、
足を打つのは待たないといけません。
そういうこともあって、比較的落ち着いたカンテの場合、
レマーテは入れないことが多いのですが、
激し目のカンテの場合はレマーテを入れて、
足音混みでの盛り上がりを目指すことが多いようですね。
バイレ映像を見る時に、レマーテの入っているカンテと入っていないカンテを
聞き比べてみるのも面白いと思います。
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前回、バイレ映像の冒頭部の見方を紹介しました。
実は冒頭部はかなり構成が複雑で難易度が高い部分なので、映像を見ただけで理解するのもなかなか大変だったと思います。
とにかくバリエーションが豊かで、踊り手が個性を一番発揮しやすいのが冒頭部。見る側も、冒頭部を見ればその踊り手がどういう踊りを踊るのか、だいたいわかりますしね。
さて、そんな踊り手の自己紹介的な冒頭部の次にあるのが、その演目の中心になるカンテ部です。
踊りの教室では歌振りの部分と呼ばれているかもしれません。
歌、つまりカンテに振りを付けているのでそう呼ばれているのですが、<踊りの演目の名前>もこのカンテ部の<カンテの名前>で呼ばれるように、この演目の中心なんです。
つまりこのカンテ部の振り付けこそが、この演目を決めると言ってもいいでしょう。
冒頭部で自己紹介をした踊り手さんが、このカンテ部では、そのカンテをどう解釈し、どう踊るのかを見せて行くことになります。
ですから、踊りの練習生が、なにか新しい演目を学ぼうとする時は、足や派手な冒頭部よりも、このカンテ部をしっかり見る事をお勧めします。
時々 ”この演目、どういう気持ちで踊ったらいいかわからないんです。”
なんてご質問を頂きますが、その答えがあるのがこのカンテ部なんです。
カンテ部を丁寧に何度も何度も見れば、その踊り手さんがどういう気持ちで踊っているのかわかると思いますよ。
また、カンテ部を見る時に気を付ける必要があるのが、カンテの途中に<歌がお休みする部分>があるかどうか。
一般に<レマーテ>と呼ばれているこの部分は、カンテの最初の方にあることが一般的で、歌がお休みしている間に、踊り手が足を入れる事が多いですね。
もちろん、歌い手が歌っている間、歌にかぶせて足を打つことは禁じ手なので、レマーテがないカンテの場合は、カンテが全部終わるまで、足を打つのは待たないといけません。
そういうこともあって、比較的落ち着いたカンテの場合、レマーテは入れないことが多いのですが、激し目のカンテの場合はレマーテを入れて、足音混みでの盛り上がりを目指すことが多いようですね。
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