コラム
カンテの基礎知識

 
フラメンコの基礎知識 
(36)カンテの歴史と流行 <カンテの伴奏って?>

2019年5月26日アップ

 
では、カンテの歴史と流行を少しずつ紐解いていきましょう。
 
まず、カンテの伴奏楽器について考えたいと思います。
 
カンテに詳しい方は、
古いフラメンコ歌手の絵を見たことがあるかもしれませんね。
写真じゃなくて、絵です。
 
19世紀後半、すでにフラメンコ歌手のもとになったと思われる歌手が、
あちこちのバルやライブハウスの前身のようなお店で
歌っていたと言われています。
 
人気のあった歌手の絵は、お店にずらーっと並べて飾られていたようで、
それらの絵が今でも残っていて、
フラメンコの歴史の本によく掲載されています。
 
そんな絵の特徴は、歌い手本人が楽器を抱えていること。
ちょうど私も弾いている一五一会みたいな、
ちっちゃめなマンドリンみたいな弦楽器を、弾き語っていたようなんです。
 
カンテ創成期から伴奏はギターに決まってるって思う方も多いと思いますが、
実は、最初は弾き語りだったんですよね。
 
横にギタリストを従えるようになったのは、
実は結構最近?の19世紀末ごろと言われています。
そして、その頃は、なんとピアノ伴奏も一般的だったみたいなんです。
 
というのも、当時のライブハウスには舞台にピアノが必ずあったので、
そこにある楽器を使うのは自然なことですよね。
 
そして、同時にその頃スペインで人気になっていたギターも、
ライブハウスではソロ楽器として演奏されていたので、
そのままカンテの伴奏もするようになったようです。
 
20世紀になる頃には、ギターのが伴奏の主流になったのは、
フラメンコ歌手が即興的に歌をアレンジして歌うのに、
ギターの方が柔軟に対応できたからなのかもしれませんね。
 
そして、もうひとつ、ギターが伴奏の主流になった原因は、
カンテが歌われる会場の多様性です。
 
カンテ人気にともない、小さなバルなどでもライブが行われるようになって、
必ずしもピアノがある場所とは限らなくなり、
持ち運びに便利なギターは、カンテのいい相棒になりました。
 
この頃(1910年くらい)、カンテは第一次ブームを迎えます。
 
その後、カンテは一時人気が落ち込んでしまったのですが、
1940年くらいから再び人気を取り戻します。
 
でも人気を取り戻した時、
その活動の場は今までのライブハウスやバルではなく、
なんと劇場だったんです。
 
今までの飲み屋で楽しむカンテから、劇場でしっかり聞くカンテへと、
変ったことによって、伴奏楽器もかわりました。
 
楽器と言うより、、、、、伴奏グループ。
 
劇場につきもののグループといえば、そうオーケストラです。
 
1940年頃からのオペラフラメンコブームによって、
カンテはまるでオペラのように、オーケストラで歌われるようになります。
 
その後、オペラフラメンコの流行も20年間ほどでさり、
カンテはまた小さい会場に戻って行きました。
 
そして、伴奏楽器もオーケストラから、ギター1本に戻ったんです。
 
たぶん、日本人がカンテを知ったのは、
このギター1本に戻った時代ではないでしょうか。
 
そして、現在に至る・・・・
 
いえいえ、実はカンテの伴奏楽器は、その後も大きく変化しました。
 
まず、1998年ピアニストのドランテの鮮烈なデビューにより、
ピアノフラメンコブームが起き、
カンテの伴奏にもピアノが多く使われるようになります。
 
ピアノ伴奏と同時に、ジャズの要素をカンテに取り入れることが流行し、
カンテの伴奏にも、ジャズバンドが使われることも少しづつ増えていきました。
 
その後、21世紀になって、
カンテは他の音楽とのコラボがブームになって行きます。
 
クラシック、ジャズだけに留まらず、
ボサノバやタンゴなどの南米系音楽とのコラボにより、
バンドネオンを取り入れることが増えたり、
一般的なポピュラーミュージック用のバンドを従えることも多くなりました。
 
そして、現在は・・・
 
生ギター1本、ピアノだけ、バンド、そしてオーケストラまで、
ありとあらゆる伴奏形態があり、会場の規模や音楽性などによって、
フラメンコ歌手は自由にバックを選べるようになったんです。
 
  
<最新のコラムはメルマガでもお読み頂けます。
<ご希望の方はメルマガ登録フォームからご登録ください。

 
では、カンテの歴史と流行を少しずつ紐解いていきましょう。
 
まず、カンテの伴奏楽器について考えたいと思います。
 


 
カンテに詳しい方は、古いフラメンコ歌手の絵を見たことがあるかもしれませんね。写真じゃなくて、絵です。
 


 
19世紀後半、すでにフラメンコ歌手のもとになったと思われる歌手が、あちこちのバルやライブハウスの前身のようなお店で歌っていたと言われています。
 


 
人気のあった歌手の絵は、お店にずらーっと並べて飾られていたようで、それらの絵が今でも残っていて、フラメンコの歴史の本によく掲載されています。
 


 
そんな絵の特徴は、歌い手本人が楽器を抱えていること。
 
ちょうど私も弾いている一五一会みたいな、ちっちゃめなマンドリンみたいな弦楽器を、弾き語っていたようなんです。
 


 
カンテ創成期から伴奏はギターに決まってるって思う方も多いと思いますが、実は、最初は弾き語りだったんですよね。
 


 
横にギタリストを従えるようになったのは、実は結構最近?の19世紀末ごろと言われています。そして、その頃は、なんとピアノ伴奏も一般的だったみたいなんです。
 


 
というのも、当時のライブハウスには舞台にピアノが必ずあったので、そこにある楽器を使うのは自然なことですよね。
 
そして、同時にその頃スペインで人気になっていたギターも、ライブハウスではソロ楽器として演奏されていたので、そのままカンテの伴奏もするようになったようです。
 


 
20世紀になる頃には、ギターのが伴奏の主流になったのは、フラメンコ歌手が即興的に歌をアレンジして歌うのに、ギターの方が柔軟に対応できたからなのかもしれませんね。
 


 
そして、もうひとつ、ギターが伴奏の主流になった原因は、カンテが歌われる会場の多様性です。
 


 
カンテ人気にともない、小さなバルなどでもライブが行われるようになって、必ずしもピアノがある場所とは限らなくなり、持ち運びに便利なギターは、カンテのいい相棒になりました。
 
この頃(1910年くらい)、カンテは第一次ブームを迎えます。
 


 
その後、カンテは一時人気が落ち込んでしまったのですが、1940年くらいから再び人気を取り戻します。
 
でも人気を取り戻した時、その活動の場は今までのライブハウスやバルではなく、なんと劇場だったんです。
 


 
今までの飲み屋で楽しむカンテから、劇場でしっかり聞くカンテへと、変ったことによって、伴奏楽器もかわりました。
 
楽器と言うより、、、、、伴奏グループ。
 


 
劇場につきもののグループといえば、そうオーケストラです。
 
1940年頃からのオペラフラメンコブームによって、カンテはまるでオペラのように、オーケストラで歌われるようになります。
 


 
その後、オペラフラメンコの流行も20年間ほどでさり、カンテはまた小さい会場に戻って行きました。
 
そして、伴奏楽器もオーケストラから、ギター1本に戻ったんです。
 


 
たぶん、日本人がカンテを知ったのは、このギター1本に戻った時代ではないでしょうか。
 


 
そして、現在に至る・・・・
 
いえいえ、実はカンテの伴奏楽器は、その後も大きく変化しました。
 


 
まず、1998年ピアニストのドランテの鮮烈なデビューにより、ピアノフラメンコブームが起き、カンテの伴奏にもピアノが多く使われるようになります。
 


 
ピアノ伴奏と同時に、ジャズの要素をカンテに取り入れることが流行し、カンテの伴奏にも、ジャズバンドが使われることも少しづつ増えていきました。
 


 
その後、21世紀になって、カンテは他の音楽とのコラボがブームになって行きます。
 
クラシック、ジャズだけに留まらず、ボサノバやタンゴなどの南米系音楽とのコラボにより、バンドネオンを取り入れることが増えたり、一般的なポピュラーミュージック用のバンドを従えることも多くなりました。
 


 
そして、現在は・・・
 
生ギター1本、ピアノだけ、バンド、そしてオーケストラまで、ありとあらゆる伴奏形態があり、会場の規模や音楽性などによって、フラメンコ歌手は自由にバックを選べるようになったんです。
 
  
<最新のコラムはメルマガでもお読み頂けます。
<ご希望の方はメルマガ登録フォームからご登録ください。

カンテデンランヒータ
カンテデナランヒータ
 
カンテデナランヒータ
 
カンテデナランヒータ