コラム
カンテの基礎知識

 
各パロ(曲種)ごとの表現 (9)アレグリアス

2018年6月24日アップ 

 
各パロ(曲種)ごとの表現方法に関してのコラム9回目アレグリアスです。
 
お待たせいたしました。
満を持して、今回は明るい系の代表曲アレグリアスを取り上げましょう。
 
アレグリアスは、日本では比較的初心者向きと思われているようですが、
実は、スペインでは歌うのも踊るのも難曲扱いだって知っていますか?
 
どうして難曲なのか? 
どう表現すればアレグリアスの良さが伝えられるのか?
今回はそのあたりについてお話ししたいと思います。
 
まず、アレグリアスという言葉の意味ですが、
喜び、高揚感などの良い感情を表す言葉です。
特に恋愛の喜びという訳ではなく、
ラッキーなことがあった場合によく使います。
(今日の夕飯は大好きなハンバーグだ。アレグリアス♪って感じです。)
 
もともとは、カディス地方で19世紀後半、戦勝歌や軍歌として流行った曲で、
それにもっと一般的な歌詞を付け、
メロディにアレンジを加えたのがアレグリアス。
 
もとになった戦勝歌や軍歌は誰でも歌える簡単な歌だったんですが、
それがカンテになる過程で、現在の12拍子のアレグリアスリズムになり、
メロディにもかなりのアレンジが加わったことで、
フラメンコ創世記の観客の人気を集めると同時に、難易度もあがりました。
 
先ほども書きましたが、恋愛の喜びに特化したカンテではありませんので、
歌う場合は、歌詞の意味をよく理解する必要があります。
 
カディスで産まれた他のカンテと同じように、
カディスっ子らしい皮肉の効いた歌詞がついている場合も多く、
よく考えてみると、決して喜びを歌っているとは思えない場合も結構多いんです。
ただ、そういう歌詞を歌う場合も暗く歌うのではなく、
あくまでも陽気に歌いましょう。
 
自分の不幸すら笑い飛ばすのがカディスっ子の心意気ですから。
 
また、アレグリアスはスピードも速めなので、
せっかくの歌詞をきっちり伝えられるように滑舌よく歌わないといけないですし、
同時にリズムの切れも出しながら、音程も正確に歌う必要があります。
それらを同時に兼ね備えようとすると、難易度がああああ・・・。
 
次に踊る場合ですが、
ソレアの時と同じように、12拍子のリズムが2種類出てきます。
 
アレグリアスのリズムとブレリアのリズムのふたつを、
巧みに何度も切り換えながら踊るのが最近の流行で、
技術的にも表現としても、
そのふたつのリズムをどう見せるのかがポイントになります。
 
足音は、スピードだけでなく、軽やかさと、音の粒がそろっていることが重要で、
少なくてもサパテアードに関しては、フラメンコで一番難しいですね。
 
歌う場合もそうなんですけれど、
アレグリアスは楽そうに、簡単そうに踊ることがポイントです。
 
実際は難しい訳ですけれど、
難しいんだとバレてしまってはアレグリアスらしくありません。
 
どんなに難しくても、どうってことないよっていう余裕がだせたら、
アレグリアスらしい雰囲気も出ていると思います。
 
ですから、他のどんな曲種より、多くの時間の練習が必要で、
振りなど全く意識しなくても、完璧に踊れるまで踊りこむ必要があるでしょう。
そこまで練習してはじめて、軽やかさや余裕がだせますよね。
 
以上、カディスのカンテですと言うお話をしてきたんですが、
実はアレグリアスにはカディス生まれのカンテ以外に、
コルドバもウトレラもポルロサもあるんです。
(ポルロサも生まれはカディスですけど。)
 
ただ、カディス以外は踊られることはほとんどなく、
カンテとしても日本ではカディスしか聞くことはほぼないと思います。
 
実は、その中でも難易度が高いのはあくまでもカディスで、
その他のアレグリアスはそこまで難しくはありません。
ですから、アレグリアス・デ・カディスでめげてしまった場合、
他のアレグリアスから学んで行くのもいいと思いますよ。
  
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各パロ(曲種)ごとの表現方法に関してのコラム9回目アレグリアスです。
 
お待たせいたしました。
満を持して、今回は明るい系の代表曲アレグリアスを取り上げましょう。
 


 
アレグリアスは、日本では比較的初心者向きと思われているようですが、実は、スペインでは歌うのも踊るのも難曲扱いだって知っていますか?
 


 
どうして難曲なのか?  どう表現すればアレグリアスの良さが伝えられるのか? 今回はそのあたりについてお話ししたいと思います。
 


 
まず、アレグリアスという言葉の意味ですが、喜び、高揚感などの良い感情を表す言葉です。特に恋愛の喜びという訳ではなく、ラッキーなことがあった場合によく使います。
(今日の夕飯は大好きなハンバーグだ。アレグリアス♪って感じです。)
 


 
もともとは、カディス地方で19世紀後半、戦勝歌や軍歌として流行った曲で、それにもっと一般的な歌詞を付け、メロディにアレンジを加えたのがアレグリアス。
 


 
もとになった戦勝歌や軍歌は誰でも歌える簡単な歌だったんですが、それがカンテになる過程で、現在の12拍子のアレグリアスリズムになり、メロディにもかなりのアレンジが加わったことで、フラメンコ創世記の観客の人気を集めると同時に、難易度もあがりました。
 


 
先ほども書きましたが、恋愛の喜びに特化したカンテではありませんので、歌う場合は、歌詞の意味をよく理解する必要があります。
 


 
カディスで産まれた他のカンテと同じように、カディスっ子らしい皮肉の効いた歌詞がついている場合も多く、よく考えてみると、決して喜びを歌っているとは思えない場合も結構多いんです。
 


 
ただ、そういう歌詞を歌う場合も暗く歌うのではなく、あくまでも陽気に歌いましょう。自分の不幸すら笑い飛ばすのがカディスっ子の心意気ですから。
 


 
また、アレグリアスはスピードも速めなので、せっかくの歌詞をきっちり伝えられるように滑舌よく歌わないといけないですし、同時にリズムの切れも出しながら、音程も正確に歌う必要があります。
 


 
それらを同時に兼ね備えようとすると、難易度がああああ・・・。
 
次に踊る場合ですが、ソレアの時と同じように、12拍子のリズムが2種類出てきます。
 


 
アレグリアスのリズムとブレリアのリズムのふたつを、巧みに何度も切り換えながら踊るのが最近の流行で、技術的にも表現としても、そのふたつのリズムをどう見せるのかがポイントになります。
 


 
足音は、スピードだけでなく、軽やかさと、音の粒がそろっていることが重要で、少なくてもサパテアードに関しては、フラメンコで一番難しいですね。
 


 
歌う場合もそうなんですけれど、アレグリアスは楽そうに、簡単そうに踊ることがポイントです。
 
実際は難しい訳ですけれど、難しいんだとバレてしまってはアレグリアスらしくありません。
 


 
どんなに難しくても、どうってことないよっていう余裕がだせたら、アレグリアスらしい雰囲気も出ていると思います。
 


 
ですから、他のどんな曲種より、多くの時間の練習が必要で、振りなど全く意識しなくても、完璧に踊れるまで踊りこむ必要があるでしょう。そこまで練習してはじめて、軽やかさや余裕がだせますよね。
 


 
以上、カディスのカンテですと言うお話をしてきたんですが、実はアレグリアスにはカディス生まれのカンテ以外に、コルドバもウトレラもポルロサもあるんです。(ポルロサも生まれはカディスですけど。)
 


 
ただ、カディス以外は踊られることはほとんどなく、カンテとしても日本ではカディスしか聞くことはほぼないと思います。
 


 
実は、その中でも難易度が高いのはあくまでもカディスで、その他のアレグリアスはそこまで難しくはありません。ですから、アレグリアス・デ・カディスでめげてしまった場合、他のアレグリアスから学んで行くのもいいと思いますよ。
  
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