コラム
カンテの基礎知識

 
各パロ(曲種)ごとの表現 (6)ソレア

2018年5月27日アップ 

 
各パロ(曲種)ごとの表現方法に関してのコラム6回目ソレアです。
 
数多くあるフラメンコのパロの中で、
日本で一番人気があるのは、このソレアではないでしょうか?
日本では、明るい系の代表曲アレグリアスと並んで、
暗い系の代表曲となっていますね。
 
ソレアという言葉の意味は、孤独を表すソレダから来ていると言われています。
それで、ソレアを表現するには、徹底的に暗くと思われる方も多いのですが、
実は、ソレアはそれほど思いっきり暗いパロでもないんです。
 
スペインでカンテの師匠達に言われたのが、
ソレアは救いようのある悲しみを歌い、
シギリージャで救いようのない悲しみを歌うんだということ。
 
ソレアの前半の部分で、あれほどどろどろ苦しんでいたはずなのに、
曲の終わりの部分で、いきなり長調に転調して明るく終るのは、
そういう理由なんだそう。
 
たとえば、悲しい恋を歌っていたとしても、
最後の部分で、それは昔の話で、今は新しい恋をしているの♪
なんて閉めることもよくあるんですよ。
 
ですから、そこまで暗くならずに
ゆっくり丁寧に歌ったり踊ったりすればいいですね。
 
また、ソレアにはたくさんの種類があるのをご存知ですか?
日本でよく知られているアルカラの他に、
カディス、へレス、トリアーナなどなど、
その産地よって、雰囲気も全く違います。
 
スペインで一番よく踊られているのはカディスです。
他のソレアに比べるとリズミカルで、カンテもあまり長く引きづったり
しないで、ほぼリズム通りに歌うのが特徴。
 
スピードもソレアだからと極端に遅くしたりしないので、
歌うのも踊るのも、ソレアの中では一番初心者向きでしょう。
 
その次によく踊られるのはへレス、そしてアルカラと続きます。
トリアーナはリズムが均一ではなく、メロディも数小節に渡ったりするので、
スペインでもほぼ踊られることはないんです。
 
では、ソレアのリズムの話しをしたいと思います。
 
リズムはフラメンコ独特の12拍子で、
12拍のうち、3,6,8,10拍目にアクセントがあります。
以前は12拍目にもアクセントがあると言われていたんですが、
最近では、12拍目にアクセントを入れないことになっています。
(アンダルシア政府のフラメンコ文化を普及している部門が、
そうなりました、と10年ほど前に発表したので。)
 
ソレアのリズムで一番難しいポイントは、
カンテの場合は、最後の閉めの明るいメロディのところで、
ソレアのリズムからブレリアに切り替える事。
 
そして踊る場合も、幾度となくリズムを変更し、
ソレアとブレリア、二つのリズムを行ったり来たりすることなんです。
バイレでは、今、踊っているのリズムがソレアなのかブレリアなのかを、
逐一しっかり把握することが一番のコツでしょう。
 
次に、実際の表現する場合なんですが、
カンテでは、同じソレアでも各産地によって表現方法は全く異なり、
アレンジの加え方も変わるので、他のソレアと混ざらないように、
気を配ることが重要なんです。
 
同じように、サリーダもソレアの種類によっていくつかあるので、
たとえば、アルカラのサリーダをカディスに使いまわしたりしないよう、
それぞれのソレアごとにまなんでください。
 
簡単にそれぞれの歌い方を比べると・・・
 カディス:比較的速くリズミカルで、ソレアとしては軽め。
 へレス :カディスよりは少し遅いが、かなり激しい声で歌うのが特徴。
 アルカラ:へレスに似ているけれど、よりメロディアスで穏やかに表現する。
 トリアーナ:メロディがかなり複雑なので、リズムを守って歌うと言うより、
       あくまでもメロディの美しさを表現する。
 
ソレアは、人気もありますし、基本曲なので、
踊る方は、繰り返し色々な振り付けを学ぶと思いますし、
歌う方は各地方のソレアを学んで行くことになるでしょう。
 
ですので、ソレアだからとどれも同じように表現しないで、
地方ごとの違いをはっきり把握し表現することを忘れないようにしてください。
  
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各パロ(曲種)ごとの表現方法に関してのコラム6回目ソレアです。
 


 
数多くあるフラメンコのパロの中で、日本で一番人気があるのは、このソレアではないでしょうか?
日本では、明るい系の代表曲アレグリアスと並んで、暗い系の代表曲となっていますね。
 


 
ソレアという言葉の意味は、孤独を表すソレダから来ていると言われています。それで、ソレアを表現するには、徹底的に暗くと思われる方も多いのですが、実は、ソレアはそれほど思いっきり暗いパロでもないんです。
 


 
スペインでカンテの師匠達に言われたのが、ソレアは救いようのある悲しみを歌い、シギリージャで救いようのない悲しみを歌うんだということ。
 


 
ソレアの前半の部分で、あれほどどろどろ苦しんでいたはずなのに、曲の終わりの部分で、いきなり長調に転調して明るく終るのは、そういう理由なんだそう。
 


 
たとえば、悲しい恋を歌っていたとしても、最後の部分で、それは昔の話で、今は新しい恋をしているの♪なんて閉めることもよくあるんですよ。
 
ですから、そこまで暗くならずにゆっくり丁寧に歌ったり踊ったりすればいいですね。
 


 
また、ソレアにはたくさんの種類があるのをご存知ですか?
日本でよく知られているアルカラの他に、カディス、へレス、トリアーナなどなど、その産地よって、雰囲気も全く違います。
 


 
スペインで一番よく踊られているのはカディスです。他のソレアに比べるとリズミカルで、カンテもあまり長く引きづったりしないで、ほぼリズム通りに歌うのが特徴。
 


 
スピードもソレアだからと極端に遅くしたりしないので、歌うのも踊るのも、ソレアの中では一番初心者向きでしょう。
 


 
その次によく踊られるのはへレス、そしてアルカラと続きます。トリアーナはリズムが均一ではなく、メロディも数小節に渡ったりするので、スペインでもほぼ踊られることはないんです。
 


 
では、ソレアのリズムの話しをしたいと思います。
 


 
リズムはフラメンコ独特の12拍子で、12拍のうち、3,6,8,10拍目にアクセントがあります。以前は12拍目にもアクセントがあると言われていたんですが、最近では、12拍目にアクセントを入れないことになっています。(アンダルシア政府のフラメンコ文化を普及している部門が、そうなりました、と10年ほど前に発表したので。)
 


 
ソレアのリズムで一番難しいポイントは、カンテの場合は、最後の閉めの明るいメロディのところで、ソレアのリズムからブレリアに切り替える事。
 


 
そして踊る場合も、幾度となくリズムを変更し、ソレアとブレリア、二つのリズムを行ったり来たりすることなんです。バイレでは、今、踊っているのリズムがソレアなのかブレリアなのかを、逐一しっかり把握することが一番のコツでしょう。
 


 
次に、実際の表現する場合なんですが、カンテでは、同じソレアでも各産地によって表現方法は全く異なり、アレンジの加え方も変わるので、他のソレアと混ざらないように、気を配ることが重要なんです。
 


 
同じように、サリーダもソレアの種類によっていくつかあるので、たとえば、アルカラのサリーダをカディスに使いまわしたりしないよう、それぞれのソレアごとにまなんでください。
 


 
簡単にそれぞれの歌い方を比べると・・・
 
 カディス:比較的速くリズミカルで、ソレアとしては軽め。
 
 へレス :カディスよりは少し遅いが、かなり激しい声で歌うのが特徴。
 
 アルカラ:へレスに似ているけれど、よりメロディアスで穏やかに表現する。
 
 トリアーナ:メロディがかなり複雑なので、リズムを守って歌うと言うよりあくまでもメロディの美しさを表現する。
 


 
ソレアは、人気もありますし、基本曲なので、踊る方は、繰り返し色々な振り付けを学ぶと思いますし、歌う方は各地方のソレアを学んで行くことになるでしょう。
 


 
ですので、ソレアだからとどれも同じように表現しないで、地方ごとの違いをはっきり把握し表現することを忘れないようにしてください。
 
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