コラム
カンテの基礎知識

 
簡単ボイトレ (10)スペイン語らしい発音のコツ

2018年3月18日アップ 

 
1人でできる簡単ボイトレの10回目です。

今回はスペイン語の発音を取り上げます。
 
音程よく、リズムもばっちりで歌えても、
スペイン語の発音がいまひとつでは、
なんかカッコ悪いカンテになってしまうと思いませんか?
 
せっかくカンテの勉強をしているなら、スペイン語もカッコよく決めましょう。

では、なにから練習するといいのでしょうか?
 
スペイン語には、日本語と同じように母音と子音がありますよね。
まずは種類も少なく、必ず毎回出てくる母音をやっつけてしまいましょう。

スペイン語の母音には、基本的には日本語と同じように、
 あ い う え お の5種類があります。

話す場合は、日本語のあいうえおと同じでも通じるので、
あまり問題はないのですが、
歌う場合は、そのままではちょっと
日本人っぽくなってしまうかもしれませんね。

では、日本語のあいうえおと、
スペイン語のあいうえおはどこが違うのでしょうか?

一番の違い、それは唇を使うかどうか。

母音を発音するのに、唇を使うのは当たり前、そう思われるかもしれません。
 
でも、実はスペイン語で歌う時は、母音を唇を使わずに発声します。
 
なぜなら、母音の発音に唇を使ってしまうと、
母音を発音する度に音色や音量が変ってしまい、
歌い手がしたい表現をさまたげてしまうからなんです。
 
 
では、具体的な練習方法をご紹介しましょう。
 
まず、口をある程度大きめに開きます。
軽く <あ> と言うくらいですね。
 
そうしたら、そのままの唇の形、口の開き具合で、
あ、い、う、え、お と発音してみてください。
 
え??? 出来る訳ない、ですか?

いえいえ、そんなことはありません。
舌を上手に使えば可能なんですよ。
 

では最初に、比較的簡単な あ、お、う を練習してみて下さい。
 
最初の <あ>は問題ないですよね。
 
そのままの口の形をキープして、 お と言ってみてください。
 
口の形を変えない為には、鏡を使うといいでしょう。
 
コツは、舌の真ん中あたりを少し上に膨らませること。

 
舌先は、<あ>の時と変わらず、下の歯のねもとにつけておきます。
舌が平らになっているときは <あ>
舌が膨らんでくると <お> に近い発音になってくるのがわかると思います。
 
最初は、<あ>でも<お>でもない、中途半端な発音になってしまうのですが、
丁寧に何度も練習していると、はっきり <お>と発音できるようになります。
 
<お>が出来るようになったら、
もっと舌の中心をふくらませて<う>に挑戦してみてください。
 
同じように、舌先を下の歯の根元につけたまま、
舌の中心だけを前に出すようにすると<え>が、
もっと出せば<い>の発音が出来るようになります。
 

本当かな?っと半信半疑のあなた。
練習を始める前に、ぜひスペイン人カンテの映像を見てください。
 
ずっと口の形が<あ>みたいだと思いませんか?
 
  
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1人でできる簡単ボイトレの10回目です。

今回はスペイン語の発音を取り上げます。
 


 
音程よく、リズムもばっちりで歌えても、スペイン語の発音がいまひとつでは、なんかカッコ悪いカンテになってしまうと思いませんか?
 


 
せっかくカンテの勉強をしているなら、スペイン語もカッコよく決めましょう。

では、なにから練習するといいのでしょうか?
 


 
スペイン語には、日本語と同じように母音と子音がありますよね。
まずは種類も少なく、必ず毎回出てくる母音をやっつけてしまいましょう。
 



スペイン語の母音には、基本的には日本語と同じように、 あ い う え お の5種類があります。
 



話す場合は、日本語のあいうえおと同じでも通じるので、あまり問題はないのですが、歌う場合は、そのままではちょっと日本人っぽくなってしまうかもしれませんね。
 



では、日本語のあいうえおと、
スペイン語のあいうえおはどこが違うのでしょうか?
 



一番の違い、それは唇を使うかどうか。

母音を発音するのに、唇を使うのは当たり前、そう思われるかもしれません。
 


 
でも、実はスペイン語で歌う時は、母音を唇を使わずに発声します。
 
なぜなら、母音の発音に唇を使ってしまうと、母音を発音する度に音色や音量が変ってしまい、歌い手がしたい表現をさまたげてしまうからなんです。
 


 
では、具体的な練習方法をご紹介しましょう。
 
まず、口をある程度大きめに開きます。
軽く <あ> と言うくらいですね。
 


 
そうしたら、そのままの唇の形、口の開き具合で、あ、い、う、え、お と発音してみてください。
 


 
え??? 出来る訳ない、ですか?

いえいえ、そんなことはありません。舌を上手に使えば可能なんですよ。
 



では最初に、比較的簡単な あ、お、う を練習してみて下さい。
 
最初の <あ>は問題ないですよね。
 


 
今度はそのままの口の形をキープして、 お と言ってみてください。
口の形を変えない為には、鏡を使うといいでしょう。
 
コツは、舌の真ん中あたりを少し上に膨らませること。

 


 
舌先は、<あ>の時と変わらず、下の歯のねもとにつけておきます。
舌が平らになっているときは <あ>、舌が膨らんでくると <お> に近い発音になってくるのがわかると思います。
 


 
最初は、<あ>でも<お>でもない、中途半端な発音になってしまうのですが、丁寧に何度も練習していると、はっきり <お>と発音できるようになります。
 


 
<お>が出来るようになったら、もっと舌の中心をふくらませて<う>に挑戦してみてください。
 


 
同じように、舌先を下の歯の根元につけたまま、舌の中心だけを前に出すようにすると<え>が、もっと出せば<い>の発音が出来るようになります。
 



本当かな?っと半信半疑のあなた。
 
練習を始める前に、ぜひスペイン人カンテの映像を見てください。
 
ずっと口の形が<あ>みたいだと思いませんか?
 
  
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