コラム
カンテの基礎知識

 
簡単ボイトレ (7)息継ぎのコツ

2018年2月18日アップ

 
1人でできる簡単ボイトレ7回目です。

今回は息継ぎについて。
 
以前、息を長く続かせるコツを説明しましたよね。
 
息が長く続けば、息継ぎは特に問題ないと思うんですけど、
でも、カンテにはとっても長ーーーいフレーズもあって、
なかなか最後までたどり着けない方も多いかもしれませんね。
 
スペイン人ってなんであんなに息が続くんだろう???
 
そんな風に思う方もいるかもしれませんけど、
スペイン人だって息の長さは日本人と一緒です。
 
ではどうしているのかというと、
フレーズの途中で、観客にばれないようにこそっと息継ぎしているんです。
 
もしかして、
1フレーズは、一息で歌わなくっちゃいけないって思ってませんか?
 
音楽的には、1フレーズは途中で切れちゃダメです。
ちゃんとひとつに繋がっているからこそ、1フレーズですもん。
 
でも、音楽的に繋がっていることと、一息だってことは別のお話。
息を継いでも、気持ちが切れていなければOKなんですよ。
 

で、ここで大事なコツをひとつ。
長いフレーズが出てきて、一息では厳しいと思ったら、
まず息継ぎをする場所を決めてしまいましょう。

たとえば、誰でも知ってる さくらさくら だったら、
 
さーくーらーさーくーらー 
 
本来は、ここまでで1フレーズです。
 
でも、一息では厳しい場合は、
 
さーくーらー (息継ぎ) さーくーらー 
 
のように、真ん中で息継ぎをするのがいいでしょう。

このように一度息継ぎの場所を決めたら、
その後は、歌うたびに必ず同じ場所で息継ぎをいれましょう。
 
なんか息が持ちそうだと思っても、必ず息継ぎをするんですよ。
 
こうやって、息継ぎを必ず入れる練習を繰り返すと、
息が足りなくなる心配がなくなって、安心して歌えるようになります。
 
実は、この<安心>がとっても大事♪
 
もしかして息が続かないのでは?っと心配すると、
それだけで息が上がってしまって、本番で息が足りなくなったりします。
 
でも、前もって息継ぎを入れて練習しておくと、
息は足りる、大丈夫、っていう<安心>が得られて、歌が安定するんです。
 
 
では、まとめです。
 
歌を一通り覚えたら、全部つなげて練習する前に、
各フレーズごとに息継ぎをどうするか、決めてしまいましょう。
 
ここで大事なのは、息が続くかどうかぎりぎりに息継ぎを入れないで、
多少息が上がった状態でも大丈夫なくらい、
余裕を持って息継ぎを入れること。
 
各フレーズごとに息継ぎの場所が決まったら、
ここではじめて一曲通して歌ってみます。
フレーズごとに歌った時は大丈夫でも、一曲繋げると苦しくなる場合は、
もう何か所か息継ぎポイントを増やすといいですね。

息が足りなくならないっていう安心感、ぜひ感じてくださいね。
 
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1人でできる簡単ボイトレ7回目です。

今回は息継ぎについて。
 


 
以前、息を長く続かせるコツを説明しましたよね。
 
息が長く続けば、息継ぎは特に問題ないと思うんですけど、でも、カンテにはとっても長ーーーいフレーズもあって、なかなか最後までたどり着けない方も多いかもしれませんね。
 


 
スペイン人ってなんであんなに息が続くんだろう???
 
そんな風に思う方もいるかもしれませんけど、スペイン人だって息の長さは日本人と一緒です。
 


 
ではどうしているのかというと、フレーズの途中で、観客にばれないようにこそっと息継ぎしているんです。
 


 
もしかして、1フレーズは、一息で歌わなくっちゃいけないって思ってませんか?
 


 
音楽的には、1フレーズは途中で切れちゃダメです。ちゃんとひとつに繋がっているからこそ、1フレーズですもん。
 
でも、音楽的に繋がっていることと、一息だってことは別のお話。
息を継いでも、気持ちが切れていなければOKなんですよ。
 



で、ここで大事なコツをひとつ。
 
長いフレーズが出てきて、一息では厳しいと思ったら、まず息継ぎをする場所を決めてしまいましょう。
 



たとえば、誰でも知ってる さくらさくら だったら、
 
さーくーらーさーくーらー 
 
本来は、ここまでで1フレーズです。
 
でも、一息では厳しい場合は、
 
さーくーらー (息継ぎ) さーくーらー 
 
のように、真ん中で息継ぎをするのがいいでしょう。
 



このように一度息継ぎの場所を決めたら、その後は、歌うたびに必ず同じ場所で息継ぎをいれましょう。
 
なんか息が持ちそうだと思っても、必ず息継ぎをするんですよ。
 


 
こうやって、息継ぎを必ず入れる練習を繰り返すと、息が足りなくなる心配がなくなって、安心して歌えるようになります。
 


 
実は、この<安心>がとっても大事♪
 
もしかして息が続かないのでは?っと心配すると、それだけで息が上がってしまって、本番で息が足りなくなったりします。
 
でも、前もって息継ぎを入れて練習しておくと、息は足りる、大丈夫、っていう<安心>が得られて、歌が安定するんです。
 


 
では、まとめです。
 
歌を一通り覚えたら、全部つなげて練習する前に、各フレーズごとに息継ぎをどうするか、決めてしまいましょう。
 


 
ここで大事なのは、息が続くかどうかぎりぎりに息継ぎを入れないで、多少息が上がった状態でも大丈夫なくらい、余裕を持って息継ぎを入れること。
 


 
各フレーズごとに息継ぎの場所が決まったら、ここではじめて一曲通して歌ってみます。
フレーズごとに歌った時は大丈夫でも、一曲繋げると苦しくなる場合は、もう何か所か息継ぎポイントを増やすといいですね。
 



息が足りなくならないっていう安心感、ぜひ感じてくださいね。
 
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